健康用語WEB事典

PIVKA(protein induced by vitamin K absence or antagonist)

ビタミンK依存性凝固因子の活性化の際にビタミンKが不足し、そのグルタミン酸カルボキシル化されずに血中に出現したもの。デス-γ-カルボキシプロトロンビンとも。*1

それぞれの血液凝固因子に対応した以下の4種類が存在する。

  • PIVKA-Ⅱ
  • PIVKA-Ⅶ
  • PIVKA-Ⅸ
  • PIVKA-X

このうち、PIVKA-ⅡはビタミンKの吸収障害や欠乏、肝実質障害、肝細胞がんにおける腫瘍マーカーとなる。ワルファリン服用時にも上昇する。*2

*1岡山大学病院 検査部/輸血部 PIVKA-II: https://www.okayama-u.ac.jp/user/kensa/kensa/tm/pivka.htm
*2肝細胞がんの発見・進行度診断のための検査 | 肝臓がん | 病気と治療(当科の特色) | 消化器の病気と治療 | 名古屋大学医学部附属病院 消化器外科2: https://www.med.nagoya-u.ac.jp/surgery2/clinical/digestive/disease/liver/inspection.php

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このページの最終更新日時: 2019-10-25 (金) 08:40:30