PPARγ(peroxisome proliferator activated receptor γ) †
PPARのひとつ。脂肪細胞の分化に関わる転写因子となる核内受容体。
白色脂肪組織において脂肪酸をトリグリセリド(中性脂肪)として貯蔵する際に重要な役割を担っている。PPARγを活性化することでTNF-αやレプチンの産生が抑制される。*1
フラボンであるアピゲニンやクリシンおよびフラボノールであるケンフェロールによって活性化される。DHAやEPAはPPARγを弱く活性化する。*2*3
レチノイドX受容体(RXR)とヘテロダイマーを形成して,リガンド依存的に標的遺伝子のプロモーターに結合し,コリプレッサー,コアクチベーターと協調して標的遺伝子の転写量を調節する.PPARγは脂肪細胞分化のマスターレギュレーターであり,脂質代謝,インスリン感受性,動脈硬化等メタボリックシンドロームに関わる重要な因子として注目されている.*4
*1α型ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体(PPARα):脂肪肝疾患との関連 田中直樹 青山俊文 信州大学大学院医学系研究科加齢適応医科学系独立専攻代謝制御学分野: https://ci.nii.ac.jp/naid/130004551725
*2フラボノイド「ルテオリン」による生活習慣病予防・改善作用の分子機構 井上順 佐藤隆一郎 東京大学大学院農学生命科学研究科: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/54/6/54_416/_pdf
*3KAKEN — 研究課題をさがす | ストラクチュローム解析を駆使したPPARを標的とする抗糖尿病薬の開発研究 (KAKENHI-PROJECT-03J09448): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-03J09448/
*4発生段階でのPPARγノックアウトマウスの選択的スプライシングバリアント制御解明 ~脂肪細胞分化誘導型 PPAR γ 1 遺伝子特異的プロモーター ノックアウトマウスの樹立~: http://www.saitama-med.ac.jp/jsms/vol41/01/jsms41_079_083.pdf
*2フラボノイド「ルテオリン」による生活習慣病予防・改善作用の分子機構 井上順 佐藤隆一郎 東京大学大学院農学生命科学研究科: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/54/6/54_416/_pdf
*3KAKEN — 研究課題をさがす | ストラクチュローム解析を駆使したPPARを標的とする抗糖尿病薬の開発研究 (KAKENHI-PROJECT-03J09448): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-03J09448/
*4発生段階でのPPARγノックアウトマウスの選択的スプライシングバリアント制御解明 ~脂肪細胞分化誘導型 PPAR γ 1 遺伝子特異的プロモーター ノックアウトマウスの樹立~: http://www.saitama-med.ac.jp/jsms/vol41/01/jsms41_079_083.pdf
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このページの最終更新日時: 2018-03-25 (日) 15:03:04