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無機リン酸のこと。
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解糖系のひとつ。エムデン-マイヤーホフ経路とも。細胞質内に存在する10種類の酵素反応からなる代謝経路であり、酸素の関与なしでATPが生成される。グルコース1分子からピルビン酸を介して最終的に2分子の乳酸とATPを生成する。C6H12O6 + 2ADP + 2NAD+ + 2Pi → 2CH3CHCOOH + 2ATP + 2NADH + 2H2O + 2H+グルコース → グルコース-6-リン酸 → フルクトース-6-リン酸 → フルクトース-1,6-ビスリン酸 → (ジヒド…
アンモニアとグルタミン酸を基質としてグルタミンの合成を触媒するシンテターゼ。アンモニア + グルタミン酸 + ATP → グルタミン + ADP + Pi 大脳皮質と海馬のアストロサイトにおいては、シナプスより放出されたグルタミン酸がグルタミンシンテターゼによって直ちにグルタミンに変換されていることが示唆されている。メチオニンスルホキシイミンによって活性が阻害される。
糖質以外の物質(乳酸やピルビン酸、プロピオン酸、アミノ酸、グリセロールなど)からグルコースを生成すること。糖新生は食事からのグルコースが無く、肝臓内のグリコーゲンも使い果たした場合に脳で必要な血糖を維持するために行われる。主に肝臓や腎臓で行われる。脳や骨格筋、心筋などでも起こる。脂肪酸からはピルビン酸が生成できないため、糖新生に利用できない。クエン酸回路の一部と解糖系の逆反応によって行われる。直接逆反応を起こせない(不可逆反応)部分では、迂回の反応経路が利用される。例えば、乳…
メラノコルチンの前駆体となるポリペプチド。POMC/CARTニューロンによって産生される。二種類のプロホルモン転換酵素(PC1、PC2)による段階的な切断を受け、副腎皮質刺激ホルモンやβ-エンドルフィン、メラノトロピンなど複数のペプチドホルモンを組織特異的に産生することが知られている。脳、消化管、精巣、卵巣、皮膚などの様々な組織に発現する。脳下垂体におけるこの遺伝子の発現は、転写因子であるTpitとPitx1によって制御される。
有機化合物に結合していないリン酸。生命に必須のイオン。PO43−体内のリン酸は、血液中では無機リン酸として存在する。ひとことで無機リン酸と言っても,その化学形態は多様である.リン酸が重合すれば「ポリリン酸」になり,また還元されれば「亜リン酸」になる.これらの重合型リン酸,還元型リン酸がリン酸に戻るとき,それぞれ生命のエネルギーであるATPと還元力であるNADHが生み出される.
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