健康用語WEB事典

RAG(recombination activating gene)

リンパ球前駆細胞に特異的に発現するDNA組換え酵素。特定の塩基配列を認識して切断する。元はトランスポゼースだったと考えられている。*1

V(D)J組換えの際はRAG依存的にDNA二重鎖切断が修復される。RAGの欠損はT細胞B細胞を欠損する免疫不全症を引き起こす。*2*3

*1“リンパ球系列” という既成概念からの解放 血液細胞分化研究におけるパラダイムシフト 河本宏 桂義元: http://kawamoto.frontier.kyoto-u.ac.jp/common/images/contents_for_researchers/d_03/kagakusousetu.pdf
*2KAKEN — 研究課題をさがす | T細胞受容体再構成異常が基盤とした発がん機構の解析 (KAKENHI-PROJECT-25461580): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-25461580/
*3Rag:バイオキーワード集|実験医学online:羊土社: https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/keyword/2644.html

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このページの最終更新日時: 2019-11-19 (火) 08:30:20