RNAi(RNA interference) †
2本鎖RNAがいくつかのタンパク質と複合体を作り、相同な塩基配列をもつmRNAと特異的に対合し、それを切断することによって遺伝子の発現を抑える現象。RNA干渉とも。*1
自己の不要なRNAやウイルスなどが持ち込むRNAの発現を阻止するために、そのRNAに相補的な小型のRNA(siRNA)を用いる防御の仕組みとして知られている。
ショウジョウバエの生体内にウイルスが侵入した際には、ウイルスの遺伝子(RNA)のはたらきを阻止するような「小さなRNA(RNAヘアピン)」が作り出されることも突き止められた。RNAヘアピンは、ウイルスのRNAの一部と「鍵と鍵穴の関係(相補的配列)」であるために、その部位に結合することで、ウイルスのRNAの機能を阻害できる。... RNA干渉では、すでに転写されたmRNAに対して阻害的にはたらき、その情報がタンパク質へと翻訳されるのを防いでいる。*2
*1RNA干渉 - 理学のキーワード - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部: https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/keywords/04/03.html
*2技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25)
*2技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25)
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このページの最終更新日時: 2018-10-06 (土) 16:30:11