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レチノイドX受容体を参照。
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脂溶性のリガンドの結合によって細胞核内での遺伝子の転写を調節する受容体。転写因子として働く。ヒトは48種の核内受容体を持つことが確認されている。約半数の核内受容体が、リガンドが未知であるオーファン受容体であるとされる。ビタミンAやビタミンD、鉄などは細胞膜を通過して細胞核に入り、核内受容体に結合することで遺伝子発現を調節する。複数のサブファミリーに分類される。-サブファミリー1--肝臓X受容体(LXR)--ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)--レチノイン酸受容体…
転写を制御する核内受容体のひとつ。PPARとヘテロ二量体を形成し転写を調節する。レチノイン酸受容体とヘテロ二量体を形成すると、レチノイン酸の受容体として働く。レチノイン酸の生理作用は、主に核内受容体であるレチノイン酸受容体(retinoic acid receptor, RAR)とレチノイドX受容体(retinoid X receptor, RXR)を介して発揮される。以下の3つのサブタイプが存在する。-RXRα-RXRβ-RXRγ
PPARのひとつ。脂肪細胞の分化に関わる転写因子となる核内受容体。白色脂肪組織において脂肪酸をトリグリセリド(中性脂肪)として貯蔵する際に重要な役割を担っている。PPARγを活性化することでTNF-αやレプチンの産生が抑制される。フラボンであるアピゲニンやクリシンおよびフラボノールであるケンフェロールによって活性化される。DHAやEPAはPPARγを弱く活性化する。レチノイドX受容体(RXR)とヘテロダイマーを形成して,リガンド依存的に標的遺伝子のプロモーターに結合し,コリプ…
ビタミンAの一種。レチノイドX受容体の代表的なアゴニスト。アリトレチノインとも呼ばれる。9-シスレチノイン酸は in vitro において PPRE を有するレポーター遺伝子を PPAR-RXR ヘテロダイマー依存性に活性化し,PPAR の標的遺伝子である L-FABP, アポリポ蛋白AⅡの転写を亢進させる。
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