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チオール基のこと。
関連する用語
脂肪酸の合成に関わる酵素(脂肪酸シンターゼ)のひとつ。脂肪酸合成酵素による合成途上の脂肪酸中間体は、常にACPのセリン残基に結合したホスホパンテテインのSH基にチオエステル結合しており、遊離の状態で存在することは無い。ホスホパンテテインを補欠分子族とする。
重金属のひとつ。融点が低く柔らかい。青みを帯びた灰色。元素記号はPb。原子番号は82。その鉱石は亜鉛と同時に産出する。人体に有害で、鉛中毒を引き起こすことが知られている。鉛はアミノレブリン酸デヒドラターゼの活性中心のSH基において亜鉛を阻害し、5-アミノレブリン酸からポルフォビリノーゲンへの変換阻害を引き起こす。また、フェロケラターゼを阻害し、プロトポルフィリンを赤血球中に蓄積させる。
関節リウマチの治療薬として用いられる有機化合物(免疫調整剤)。また、キレート作用を持ち、重金属中毒やウィルソン病の治療に用いられる。商品名はメタルカプターゼ。SH基により関節リウマチ患者におけるリウマトイド因子をはじめとする免疫複合体の分子内ジスルフィド結合を解離する作用を持つ。
消化性潰瘍の治療薬。H+/K+-ATPaseのSH基を修飾して酵素活性を阻害し、胃酸分泌を抑制する。商品名はパリエット。
消化性潰瘍や逆流性食道炎、胃食道逆流症に対する治療薬。プロトンポンプであるH+/K+-ATPaseのSH基と結合し酵素活性を抑制することで胃酸分泌を抑制するとされる。ステロイド性大腿骨頭壊死症に対する予防効果が報告されている。
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