最近更新された用語
T細胞のこと。
関連する用語
多発性硬化症の治療薬。商品名はメーゼント。自己反応性Tリンパ球の表面上に存在するS1P受容体(S1PR1)に作用する。タグ:
マクロファージや樹状細胞などの抗原提示細胞に存在するパターン認識受容体。細胞外領域にロイシンリッチリピート、細胞内領域にTIRドメインを持つ。ヒトには10種類の存在が確認されている。トル様受容体とも。ショウジョウバエの持つTollと呼ばれる受容体に似た働きをするため「Toll様」とされる。Tollはドイツ語で「狂った」という意味。その由来は、この受容体の遺伝子の変異によってショウジョウバエの背中と腹部に著しい異常が引き起こされたことから。抗原が持つ様々な分子(PAMPsなど)…
白血球のひとつである血液中の免疫細胞。-T細胞(Tリンパ球)-B細胞(Bリンパ球)-NK細胞-NKT細胞これらのリンパ球は、通常は不用意に働かない様に不活性状態となっている。抗原による刺激を受けることで、その都度活性化する。これは、リンパ球が活性化されると炎症を伴うため、過剰に働くことによる身体への負担を防ぐためである。リンパ節に分布する交感神経からノルアドレナリンが分泌されると、リンパ球に発現するβ2受容体が刺激され、その結果リンパ球のリンパ節からの脱出が抑制される。
一次リンパ器官で産生された白血球が集まる以下のような器官。二次リンパ組織とも。-リンパ節-扁桃-脾臓-小腸(パイエル板)-虫垂侵入してきた抗原の監視・迎撃を行う場となる。また、ストローマ細胞が存在する。二次リンパ組織には免疫細胞以外にストローマ細胞と呼ばれる間質細胞が存在し、二次リンパ組織全体の構造を支えております。中でもTリンパ球が集まるTリンパ球領域には細網線維芽細胞と呼ばれるストローマ細胞が存在します。このストローマ細胞は樹状細胞やTリンパ球を呼び寄せる働きをもっており…
胸腺に由来する免疫細胞。大きさは6〜15μm。寿命は4〜6ヶ月。胸腺(thymus)の頭文字からT細胞と名付けられた。Tリンパ球とも。胸腺から出たばかりのT細胞(ナイーブT細胞)は、リンパ節内でマクロファージや樹状細胞などの抗原提示細胞から受け取った抗原の情報を元に活性化T細胞に分化する。T細胞は抗原(病原体そのもの)を直接認識することができないため、抗原提示細胞からMHCを介して、T細胞の表面に存在するT細胞抗原受容体と言う膜タンパク質で抗原の情報(抗原の破片であるペプチド…
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。