健康用語WEB事典

TLR7(Toll-like receptor 7)

ウイルスが持つ一本鎖RNAを認識するToll様受容体*1

TLR9とともに樹状細胞発現し、この受容体への刺激によってⅠ型インターフェロンの産生が誘導される。*2

小胞体にて合成された後に、同じく小胞体に存在するUnc93B1会合し、COPⅡ小胞を介してゴルジ体へ移行する。ゴルジ体にて更なる糖鎖修飾を受け、AP-4?を介してエンドソームリソソームへ移行する。*3

形質細胞様樹状細胞において、刺激を受けると炎症性サイトカインを産生するためのシグナル伝達を活性化した後、微小管上を移動してTRAF3?が存在する小胞に合流することでⅠ型インターフェロン産生のためのシグナル伝達を活性化させる。

*1技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25)
*2東京大学医科学研究所感染遺伝学分野: http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/kanseniden/research/project03.html
*3東京大学医科学研究所感染遺伝学 齋藤伸一郎 Toll-like receptor(TLR)の局在と活性化: https://www.juntendo.ac.jp/graduate/laboratory/labo/seikagaku_seitaibogyo/jeiis/pdf/No21/No21-1.pdf

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このページの最終更新日時: 2019-12-11 (水) 14:12:01