TSP-1(thrombospondin 1) †
トロンボスポンジンのひとつ。血小板のα顆粒内に豊富に含まれる。血管内皮細胞や周皮細胞、骨芽細胞で発現する。THBS1とも。*1
強い血管新生阻害作用を持ち、それよる抗血管新生作用が創傷治癒遅延と肉芽形成抑制を来すことが示されている。*2
近視が生じる際に認められる強膜(白目)が変形しやすくなる状態は、強膜におけるTSP-1遺伝子の発現が減少することが引き金となり、強膜構造タンパクの減少および分解酵素の増加を引き起こすことで生じることが報告されている。*3
*1細胞や生体をストレス環境から守る分子に関する研究 | 研究紹介 | 奥羽大学: http://www.ohu-u.ac.jp/faculty/research/researchP11.html
*2日本内科学会雑誌第 活性化血小板に由来する生理活性物質:臨床への展望 矢冨裕: https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/97/1/97_168/_pdf
*3近視が進行する際に白目の変形に関わる遺伝子の発見-トロンボスポンジン1による強膜リモデリング-:[慶應義塾]: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2024/2/22/28-157019/
*2日本内科学会雑誌第 活性化血小板に由来する生理活性物質:臨床への展望 矢冨裕: https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/97/1/97_168/_pdf
*3近視が進行する際に白目の変形に関わる遺伝子の発見-トロンボスポンジン1による強膜リモデリング-:[慶應義塾]: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2024/2/22/28-157019/
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このページの最終更新日時: 2024-04-15 (月) 05:47:51