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ヘルパーT細胞のこと。
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ナイーブT細胞(ナイーブヘルパーT細胞)またはNKT細胞を指す。Th1細胞、Th2細胞、Th17細胞などのエフェクターT細胞に分化する。体内に侵入した病原体は、マクロファージや樹状細胞などの食細胞(抗原提示細胞)内で分解され、抗原ペプチドとしてMHC分子にのせて膜上に提示される。この情報を受け取った未分化のヘルパーT細胞(Th0)は、さらに免疫制御分子であるサイトカイン(分泌型タンパク質)の刺激を受け、特異的なサイトカインを産生する機能性Th細胞サブセットへと分化する。哺乳類…
獲得免疫の中心的な働きをするT細胞。胸腺で作られ全身を循環する。ヘルパーT細胞は、CD4だけを細胞表面マーカーとして持つため、CD4+T細胞やCD4陽性T細胞とも呼ばれる。Th細胞とも表記される。ヘルパーT細胞は、末梢組織に出てきた段階では機能が未確定(ナイーブヘルパーT細胞)で、リンパ節で樹状細胞からの抗原提示を受けて初めて応答性が決定する。細胞表面のTCRによって抗原提示細胞が持つMHCクラスⅡ分子に挟み込まれたペプチドを認識して結合する。抗原提示細胞から抗原の情報を受け…
上皮細胞や間質細胞で産生されるTh2サイトカイン。気道における炎症発症に関わる。樹状細胞の発現するOX40LのT細胞への刺激は、TSLPの存在下ではTh2細胞への分化を誘導する。TSLPの作用を受けたTh細胞により産生されるサイトカインがケラチノサイトの分化途上で発現する構造分子の発現を抑制していることが報告されている。ILC2のアポトーシスを起こしにくくする。
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