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脱共役タンパク質を参照。
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中性脂肪の分解過程で現れるジグリセリドを加水分解する反応を触媒するリパーゼ。リン酸化されることでリパーゼとしての活性が増強される。β3受容体によって活性化される。ホルモン感受性リパーゼによって分解された中性脂肪は遊離脂肪酸となり、グリセリンと共に血液中に放出される。この遊離脂肪酸は褐色脂肪細胞内のミトコンドリア内膜に存在する脱共役タンパク質(UCP)によって熱エネルギーに変換される。マクロファージや副腎、精巣、卵巣などでコレステロールのエステルを加水分解する主要な酵素でもある…
ミトコンドリア内膜に存在する、ミトコンドリアでの酸化的リン酸化を脱共役させるタンパク質。SLCファミリーに属する。サーモゲニンとも。褐色脂肪細胞に多い。6回膜貫通型。脱共役タンパク質の役割はATPの合成を抑制する代わりに身体の熱を産生すること。ミトコンドリア内膜の内外に形成されたプロトンの濃度勾配を解消し、その結果ATP合成に使われていたエネルギーを熱として放出する。また、活性酸素の発生を抑制する働きを持つことが報告されている。ATP生産の必要が無い時には、ミトコンドリア内膜…
褐色脂肪細胞のミトコンドリアに存在する、脂肪を利用して熱を生み出すタンパク質。脱共役タンパク質のひとつ。褐色脂肪細胞のβ受容体の刺激によって活性化される。UCP1の増加によって脂肪の利用量が増えるため肥満を抑制できるとされる。UCP はミトコンドリア内膜での酸化的リン酸化反応を脱共役させ,エネルギーを熱として散逸する機能を持っている.最も代表的な褐色脂肪組織の UCP(UCP1)については,1.肥満動物では UCP1 の機能が低下している,2.多食しても肥満しない動物は UC…
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