UCP1(uncoupling protein 1) †
褐色脂肪細胞のミトコンドリアに存在する、脂肪を利用して熱を生み出すタンパク質。脱共役タンパク質のひとつ。*1
UCP1の増加によって脂肪の利用量が増えるため肥満を抑制できるとされる。
UCP はミトコンドリア内膜での酸化的リン酸化反応を脱共役させ,エネルギーを熱として散逸する機能を持っている.最も代表的な褐色脂肪組織の UCP(UCP1)については,
1.肥満動物では UCP1 の機能が低下している,
2.多食しても肥満しない動物は UCP1 が増加している,
3.人為的に UCP1 の発現を低下させたマウスは肥満し高発現マウスはやせる
などの事実が知られている.*3
*1褐色脂肪細胞においてエネルギー消費を促す新たなメカニズムを発見 --からだの熱産生に褐色脂肪細胞のTRPV2チャネルが関与-- - 生理学研究所: http://www.nips.ac.jp/release/2016/02/_trpv2.html
*2エネルギー代謝調節機構 UCP を中心に 斉藤昌之: http://jams.med.or.jp/symposium/full/124062.pdf
*3エネルギー代謝調節機構―UCP を中心に 斉藤 昌之: http://jams.med.or.jp/symposium/full/124062.pdf
*2エネルギー代謝調節機構 UCP を中心に 斉藤昌之: http://jams.med.or.jp/symposium/full/124062.pdf
*3エネルギー代謝調節機構―UCP を中心に 斉藤 昌之: http://jams.med.or.jp/symposium/full/124062.pdf
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このページの最終更新日時: 2018-05-01 (火) 07:49:23