健康用語WEB事典
用語追加
更新履歴
用語一覧
ランキング
ランダム
最近更新された用語
マイクロプラスチック
近視性黄斑部新生血管
近視
削除されたページ
聴覚過敏
感覚過敏
UPF1
高尿酸血症
インドール-3-乳酸
インドキシル硫酸
代謝
汗孔角化症
もっと見る…
新しい用語解説ページの作成や既にあるページの編集を行うことができます。
ページの書き方については以下のページを御覧ください。
基本的なページの書き方
さらに詳細な編集機能について
[[リンク]]
((注釈))
^{上付き}
_{下付き}
6
8
10
12
14
16
18
20
文字サイズ
画像挿入
リダイレクト
インクルード
*エリスロポエチン(erythropoietin : EPO) [#u759b8fd] [[胎児期]]には[[肝臓]]、出生後は[[腎臓]]で作られる[[ホルモン]]。[[赤血球]]を作るために必要。[[赤血球コロニー刺激因子]]とも。((共同発表:腎臓病悪化の原因細胞を同定~慢性腎臓病の治療法開発に光~: http://www.jst.go.jp/pr/announce/20130706/))((佐賀医科大学医学部附属病院【案内】輸血部: https://www.hospital.med.saga-u.ac.jp/clinic/yuketsubu/jikoketsu.html)) [[再生不良性貧血]]などによって[[血液]]中の[[赤血球]]が少なくなると[[分泌]]量が増加する。[[腎臓病]]によってエリスロポエチンが産生されなくなると、容易に[[貧血]]となる。 >[[腎臓]]は[[酸素]]不足を感知し、エリスロポエチン([[EPO]])と呼ばれる[[ホルモン]]を産生します。[[EPO]]は[[骨髄]]を刺激し、[[赤血球]]産生を促します。[[EPO]]は血流によって体内を駆け巡り、全身の[[細胞]]が[[EPO]]と接触しますが、[[赤色骨髄]]の[[細胞]]だけが[[EPO]]に反応して[[赤血球]]産生を行います。((骨髄の役割 翻訳:上田彩加 監訳:緒方清行(東京血液疾患研究所所長): https://www.mds-foundation.org/wp-content/uploads/2016/11/Blood-Marrow-Booklet_Japanese_02.pdf)) 1984年にジェイコブズ(Kenneth Jacobs)らによって構造の解明、[[遺伝子]][[クローニング]]などが行われた。現在は[[慢性腎不全]]に対する治療薬として人工的に製造されている。 大気中の[[酸素]]濃度が薄い地域に住む民族は、[[赤血球]]に多くの[[ヘモグロビン]]を持ち、[[エリスロポエチン]]の[[分泌]]量も多い。スポーツにおけるドーピングで使用されたこともある。 >マラソンに高知トレーニングが取り入れられている。高知でトレーニングするうちに、エリスロポエチンが多く産生され、[[ヘモグロビン]]量を高めて走りを楽にしようという目論見だ。こうなると高知に行かずにてっとり早く[[ヘモグロビン]]を増やそうという輩が出て来る。... これに目をつけた不逞なマラソン選手はエリスロポエチンを注射したりする。さすがに見逃すわけにはいかず、現在ではドーピング検査でエリスロポエチンが不当に使われていないか、チェックされている。((技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5))) [[糖鎖]]が付加されていないエリスロポエチンは血中での安定性が悪く、[[in vivo]]で活性を示さないとされる。((新規高機能抗体ポテリジェントの開発物語 金子悦士 小池正道 佐藤光男: https://www.jstage.jst.go.jp/article/faruawpsj/51/5/51_414/_pdf/-char/en))
タイムスタンプを変更しない
存在するページ名にリンク
*エリスロポエチン(erythropoietin : EPO) [#u759b8fd] [[胎児期]]には[[肝臓]]、出生後は[[腎臓]]で作られる[[ホルモン]]。[[赤血球]]を作るために必要。[[赤血球コロニー刺激因子]]とも。((共同発表:腎臓病悪化の原因細胞を同定~慢性腎臓病の治療法開発に光~: http://www.jst.go.jp/pr/announce/20130706/))((佐賀医科大学医学部附属病院【案内】輸血部: https://www.hospital.med.saga-u.ac.jp/clinic/yuketsubu/jikoketsu.html)) [[再生不良性貧血]]などによって[[血液]]中の[[赤血球]]が少なくなると[[分泌]]量が増加する。[[腎臓病]]によってエリスロポエチンが産生されなくなると、容易に[[貧血]]となる。 >[[腎臓]]は[[酸素]]不足を感知し、エリスロポエチン([[EPO]])と呼ばれる[[ホルモン]]を産生します。[[EPO]]は[[骨髄]]を刺激し、[[赤血球]]産生を促します。[[EPO]]は血流によって体内を駆け巡り、全身の[[細胞]]が[[EPO]]と接触しますが、[[赤色骨髄]]の[[細胞]]だけが[[EPO]]に反応して[[赤血球]]産生を行います。((骨髄の役割 翻訳:上田彩加 監訳:緒方清行(東京血液疾患研究所所長): https://www.mds-foundation.org/wp-content/uploads/2016/11/Blood-Marrow-Booklet_Japanese_02.pdf)) 1984年にジェイコブズ(Kenneth Jacobs)らによって構造の解明、[[遺伝子]][[クローニング]]などが行われた。現在は[[慢性腎不全]]に対する治療薬として人工的に製造されている。 大気中の[[酸素]]濃度が薄い地域に住む民族は、[[赤血球]]に多くの[[ヘモグロビン]]を持ち、[[エリスロポエチン]]の[[分泌]]量も多い。スポーツにおけるドーピングで使用されたこともある。 >マラソンに高知トレーニングが取り入れられている。高知でトレーニングするうちに、エリスロポエチンが多く産生され、[[ヘモグロビン]]量を高めて走りを楽にしようという目論見だ。こうなると高知に行かずにてっとり早く[[ヘモグロビン]]を増やそうという輩が出て来る。... これに目をつけた不逞なマラソン選手はエリスロポエチンを注射したりする。さすがに見逃すわけにはいかず、現在ではドーピング検査でエリスロポエチンが不当に使われていないか、チェックされている。((技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5))) [[糖鎖]]が付加されていないエリスロポエチンは血中での安定性が悪く、[[in vivo]]で活性を示さないとされる。((新規高機能抗体ポテリジェントの開発物語 金子悦士 小池正道 佐藤光男: https://www.jstage.jst.go.jp/article/faruawpsj/51/5/51_414/_pdf/-char/en))
この用語を編集
/
画像添付