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*カルニチン(carnitine) [#m2c1f23f] [[ミトコンドリア]]における[[脂肪酸]]の取り込みに必要な[[有機化合物]]。[[肝臓]]と[[腎臓]]で[[アミノ酸]]の[[リジン]]が[[メチオニン]]によって[[トリメチル化]]されて生成される。98%が[[骨格筋]]と[[心筋]]に存在する。((L-カルニチンの脂肪酸に対する心筋ミトコンドリア保護作用 矢野博己 Michael J. Kremenik 長野隆男: http://www.kawasaki-m.ac.jp/soc/mw/journal/jp/2013-j23-1/P27-36_yano.pdf))((九州沖縄農業研究センター周年放牧研究チーム 常石英作 カルニチン:https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/53/6/53_6_361/_article/-char/ja/)) #ref(carnitine.png,カルニチンの化学構造,200); [[エナンチオマー]]のうち、L-カルニチンにのみ生理活性作用がある。過去には[[ビタミンBT]]と呼ばれた。食品では肉類や貝類に多く含まれるが、[[鶏卵]]や野菜にはほとんど含まれない。 カルニチンの体内合成量は加齢によって減少する。欠乏によって[[筋肉]]の萎縮や[[心筋]]の機能異常が起こるとされる。((がん悪液質の病態と管理 片山寛次 福井大学医学部附属病院がん診療推進センター: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspen/30/4/30_917/_article/-char/ja/)) [[ミトコンドリア]]の機能障害の軽減([[ミトコンドリア]]膜の安定化作用)や、[[心筋]][[細胞]]の[[ミトコンドリア]]からの[[シトクロムc]]の放出を抑制して、その[[アポトーシス]]を防ぐ働きがある。(((岡山大学学術成果リポジトリ 脂肪酸ストレスに対するL-カルニチンの心筋ミトコンドリア機能と形態保護作 小柳えり: http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/4/48433/20160528092840274179/K0004483.pdf)) [[カルニチン]]と[[アシルCoA]]から[[アシルカルニチン]]が合成される。 >カルニチンの[[体脂肪]]抑制効果に関する報告によると,運動条件下のラットに対してカルニチンを投与した場合,無投与よりも多くの飼料摂取したにもかかわらず,蓄積[[脂肪]]量は少なかった.適度な運動とカルニチンの摂取が[[体脂肪]]を抑制するものと思われる.((九州沖縄農業研究センター周年放牧研究チーム 常石英作 カルニチン))
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*カルニチン(carnitine) [#m2c1f23f] [[ミトコンドリア]]における[[脂肪酸]]の取り込みに必要な[[有機化合物]]。[[肝臓]]と[[腎臓]]で[[アミノ酸]]の[[リジン]]が[[メチオニン]]によって[[トリメチル化]]されて生成される。98%が[[骨格筋]]と[[心筋]]に存在する。((L-カルニチンの脂肪酸に対する心筋ミトコンドリア保護作用 矢野博己 Michael J. Kremenik 長野隆男: http://www.kawasaki-m.ac.jp/soc/mw/journal/jp/2013-j23-1/P27-36_yano.pdf))((九州沖縄農業研究センター周年放牧研究チーム 常石英作 カルニチン:https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/53/6/53_6_361/_article/-char/ja/)) #ref(carnitine.png,カルニチンの化学構造,200); [[エナンチオマー]]のうち、L-カルニチンにのみ生理活性作用がある。過去には[[ビタミンBT]]と呼ばれた。食品では肉類や貝類に多く含まれるが、[[鶏卵]]や野菜にはほとんど含まれない。 カルニチンの体内合成量は加齢によって減少する。欠乏によって[[筋肉]]の萎縮や[[心筋]]の機能異常が起こるとされる。((がん悪液質の病態と管理 片山寛次 福井大学医学部附属病院がん診療推進センター: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspen/30/4/30_917/_article/-char/ja/)) [[ミトコンドリア]]の機能障害の軽減([[ミトコンドリア]]膜の安定化作用)や、[[心筋]][[細胞]]の[[ミトコンドリア]]からの[[シトクロムc]]の放出を抑制して、その[[アポトーシス]]を防ぐ働きがある。(((岡山大学学術成果リポジトリ 脂肪酸ストレスに対するL-カルニチンの心筋ミトコンドリア機能と形態保護作 小柳えり: http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/4/48433/20160528092840274179/K0004483.pdf)) [[カルニチン]]と[[アシルCoA]]から[[アシルカルニチン]]が合成される。 >カルニチンの[[体脂肪]]抑制効果に関する報告によると,運動条件下のラットに対してカルニチンを投与した場合,無投与よりも多くの飼料摂取したにもかかわらず,蓄積[[脂肪]]量は少なかった.適度な運動とカルニチンの摂取が[[体脂肪]]を抑制するものと思われる.((九州沖縄農業研究センター周年放牧研究チーム 常石英作 カルニチン))
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