健康用語WEB事典
用語追加
更新履歴
用語一覧
ランキング
ランダム
最近更新された用語
削除されたページ
コメント/合成ヒドロタルサイト
UPF1
高尿酸血症
インドール-3-乳酸
インドキシル硫酸
代謝
汗孔角化症
インターフェロン
UHRF1
プベルリン酸
プベルル酸
もっと見る…
新しい用語解説ページの作成や既にあるページの編集を行うことができます。
ページの書き方については以下のページを御覧ください。
基本的なページの書き方
さらに詳細な編集機能について
[[リンク]]
((注釈))
^{上付き}
_{下付き}
6
8
10
12
14
16
18
20
文字サイズ
画像挿入
リダイレクト
インクルード
*クエン酸回路(citric acid cycle) [#ye59d7ee] [[解糖系]]から送られてきた[[ピルビン酸]]を[[アセチルCoA]]とし、1分子の[[アセチルCoA]]から計9分子の[[ATP]](2分子の[[二酸化炭素]]、3分子の[[NADH]]、1分子の[[FADH2]]、1分子の[[ATP]])を得る反応。[[TCA回路]]や[[トリカルボン酸回路]]、[[クレブス回路]]とも呼ばれる。 [[アセチルCoA]]を[[酸化]]的に分解する過程で[[ADP]]を[[ATP]]に変換すると同時に、[[オキサロ酢酸]]を生成し、それをさらに[[ホスホエノールピルビン酸]]に変換することで[[解糖系]]からエネルギーを得る。((生体分子化学 徳島文理大学薬学部 江角朋之: http://p.bunri-u.ac.jp/lab23/esumi/BioMolChem1.pdf)) [[好気呼吸]]を行う生物が[[ATP]]を生み出すために行う反応であり、[[ミトコンドリア基質]]で行われる。 $$2C&size(6){3};H&size(6){4};O&size(6){3}; + 6H&size(6){2};O → 6CO&size(6){2}; + 2[[ATP]] + 20H$$ ここで生じた[[水素]]は[[ミトコンドリア]]の[[クリステ]]に送られる。[[二酸化炭素]]や[[GTP]]、[[NADH]]、[[FADH2]]も生成される。 [[ビタミンB1]]にはクエン酸回路の反応を促進する働きがある。((すこやかインフォメーション|東京慈恵会医科大学附属病院(本院):http://www.jikei.ac.jp/hospital/sukoyaka/index_08_2.html)) [[細胞]]内の[[ATP]]が十分であれば、以下の[[酵素]]の活性が抑制されてクエン酸回路の反応が抑制される。((秀和システム 生化学若い研究者の会 これだけ!生化学)) -[[ピルビン酸デヒドロゲナーゼ]] -[[クエン酸シンターゼ]] -[[イソクエン酸デヒドロゲナーゼ]] -[[2-オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼ]] [[電子伝達系]]と連動している。 **クエン酸回路の全過程((生体分子化学 徳島文理大学薬学部 江角朋之: http://p.bunri-u.ac.jp/lab23/esumi/BioMolChem1.pdf))((クエン酸回路・電子伝達系(2)平成28年5月31日 生化学2(病態生化学分野)教授 山縣和也: http://www.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/biochem2/class/280531-2.pdf)) [#f06f0b1a] +[[アセチルCoA]] + [[オキサロ酢酸]] → [[クエン酸]] +[[クエン酸]] → ([[シス-アコニット酸]]) → [[イソクエン酸]] +[[イソクエン酸]] → [[オキサロコハク酸]] +[[オキサロコハク酸]] → [[α-ケトグルタル酸]] +[[α-ケトグルタル酸]] → [[スクシニルCoA]] +[[スクシニルCoA]] → [[コハク酸]] +[[コハク酸]] → [[フマル酸]] +[[フマル酸]] → [[リンゴ酸]] +[[リンゴ酸]] → [[オキサロ酢酸]] 最後にできた[[オキサロ酢酸]]の一部は[[ホスホエノールピルビン酸]]に[[代謝]]され、[[解糖系]]でエネルギーを生み出す。残りは再度[[アセチルCoA]]と[[クエン酸]]を生成する反応に利用される。
タイムスタンプを変更しない
存在するページ名にリンク
*クエン酸回路(citric acid cycle) [#ye59d7ee] [[解糖系]]から送られてきた[[ピルビン酸]]を[[アセチルCoA]]とし、1分子の[[アセチルCoA]]から計9分子の[[ATP]](2分子の[[二酸化炭素]]、3分子の[[NADH]]、1分子の[[FADH2]]、1分子の[[ATP]])を得る反応。[[TCA回路]]や[[トリカルボン酸回路]]、[[クレブス回路]]とも呼ばれる。 [[アセチルCoA]]を[[酸化]]的に分解する過程で[[ADP]]を[[ATP]]に変換すると同時に、[[オキサロ酢酸]]を生成し、それをさらに[[ホスホエノールピルビン酸]]に変換することで[[解糖系]]からエネルギーを得る。((生体分子化学 徳島文理大学薬学部 江角朋之: http://p.bunri-u.ac.jp/lab23/esumi/BioMolChem1.pdf)) [[好気呼吸]]を行う生物が[[ATP]]を生み出すために行う反応であり、[[ミトコンドリア基質]]で行われる。 $$2C&size(6){3};H&size(6){4};O&size(6){3}; + 6H&size(6){2};O → 6CO&size(6){2}; + 2[[ATP]] + 20H$$ ここで生じた[[水素]]は[[ミトコンドリア]]の[[クリステ]]に送られる。[[二酸化炭素]]や[[GTP]]、[[NADH]]、[[FADH2]]も生成される。 [[ビタミンB1]]にはクエン酸回路の反応を促進する働きがある。((すこやかインフォメーション|東京慈恵会医科大学附属病院(本院):http://www.jikei.ac.jp/hospital/sukoyaka/index_08_2.html)) [[細胞]]内の[[ATP]]が十分であれば、以下の[[酵素]]の活性が抑制されてクエン酸回路の反応が抑制される。((秀和システム 生化学若い研究者の会 これだけ!生化学)) -[[ピルビン酸デヒドロゲナーゼ]] -[[クエン酸シンターゼ]] -[[イソクエン酸デヒドロゲナーゼ]] -[[2-オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼ]] [[電子伝達系]]と連動している。 **クエン酸回路の全過程((生体分子化学 徳島文理大学薬学部 江角朋之: http://p.bunri-u.ac.jp/lab23/esumi/BioMolChem1.pdf))((クエン酸回路・電子伝達系(2)平成28年5月31日 生化学2(病態生化学分野)教授 山縣和也: http://www.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/biochem2/class/280531-2.pdf)) [#f06f0b1a] +[[アセチルCoA]] + [[オキサロ酢酸]] → [[クエン酸]] +[[クエン酸]] → ([[シス-アコニット酸]]) → [[イソクエン酸]] +[[イソクエン酸]] → [[オキサロコハク酸]] +[[オキサロコハク酸]] → [[α-ケトグルタル酸]] +[[α-ケトグルタル酸]] → [[スクシニルCoA]] +[[スクシニルCoA]] → [[コハク酸]] +[[コハク酸]] → [[フマル酸]] +[[フマル酸]] → [[リンゴ酸]] +[[リンゴ酸]] → [[オキサロ酢酸]] 最後にできた[[オキサロ酢酸]]の一部は[[ホスホエノールピルビン酸]]に[[代謝]]され、[[解糖系]]でエネルギーを生み出す。残りは再度[[アセチルCoA]]と[[クエン酸]]を生成する反応に利用される。
この用語を編集
/
画像添付