健康用語WEB事典
用語追加
更新履歴
用語一覧
ランキング
ランダム
最近更新された用語
削除されたページ
メトトレキサート
抗がん剤
コメント/赤脾髄
MRGPRX2
タイトジャンクション
線維化
VGLL3
アノレキシア
トラコーマ
SPT4
環境細胞
もっと見る…
新しい用語解説ページの作成や既にあるページの編集を行うことができます。
ページの書き方については以下のページを御覧ください。
基本的なページの書き方
さらに詳細な編集機能について
[[リンク]]
((注釈))
^{上付き}
_{下付き}
6
8
10
12
14
16
18
20
文字サイズ
画像挿入
リダイレクト
インクルード
*シトクロムP450&size(16){(cytochrome p450 : CYP)}; [#w00daab8] [[酸化還元反応]]を[[触媒]]する[[酵素]]のグループ。[[鉄]]分子を1つ含む[[ヘムタンパク質]]。[[チトクロムP450]]や、単に[[P450]]と呼ばれることもある。 >[[生物]]界に広範に存在するシトクロムP450([[P450]])は,[[薬物代謝]]や解毒,[[ホルモン]]の[[生合成]]などに関連した不活性な有機基質を[[水酸化]]する強力な[[ヘム]]([[鉄]][[ポルフィリン]][[錯体]])[[酵素]]群で,その有機合成反応への利用が期待されています.((シトクロムP450を利用するバイオ触媒の開発 | My MODX Site: http://bioinorg.chem.nagoya-u.ac.jp/research/research02.html)) [[シトクロムP450]]は[[ヘムb]]を持つ[[シトクロム]]で、ほとんどのものは[[モノオキシゲナーゼ]]として働くが、例外的に[[一酸化窒素レダクターゼ]]がある。((技術評論社 山中建生 知りたいサイエンス 地球とヒトと微生物 身近で知らない驚きの関係))((技術評論社 山中建生 知りたいサイエンス 地球とヒトと微生物 身近で知らない驚きの関係)) 外部から供給される電子によって、[[酸素]][[分子]]を[[還元]]的に活性化して[[オキソフェリルポルフィリンπ-カチオンラジカル]]を生成し、これによって[[基質]]を[[ヒドロキシ化]]する。((シトクロムP450を利用するバイオ触媒の開発 | My MODX Site)) [[基質特異性]]が低く、様々な物質を[[基質]]とすることができる。((生物薬剤学講座 医療薬剤学Ⅰ 児玉庸夫: http://www1.jiu.ac.jp/~biopharm/pm-slide10.pdf)) >ヒトは57種類のシトクロムP450[[遺伝子]]をもっており、半数は[[ステロイドホルモン]]、[[活性型ビタミンD]]、[[プロスタグランジン]]、[[トロンボキサン]]などの生理活性[[脂質]]の[[生合成]]および[[代謝]]に関わるが、残りの半数は[[薬物]]および食品中に含まれる[[生体]]異物の[[代謝]]に関わっている。((シトクロムP450関連テーマ | 富山県立大学 機能性食品工学: http://www.pu-toyama.ac.jp/BR/sakaki/research/research-cytochrome.html)) 人間の体[[組織]]内では、シトクロムP450の作用によって[[ニトログリセリン]]から[[一酸化窒素]]が生じる。[[肝臓]]においては[[薬物代謝]]など様々な[[化合物]]の分解・[[生合成]]に関わっている。((ごまセサミン代謝研究の扉 ― 開けゴマ! ゴマ由来生理活性物質セサミンを分解する微生物とその代謝酵素の発見: https://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/160728kobayashi.pdf)) >[[呼吸]]によって取り込まれた[[酸素]]は、[[ヘモグロビン]]によって[[細胞]]まで運ばれ、ほとんどが[[ミトコンドリア]]の[[電子伝達系]]を構成する[[シトクロム]][[酸化]][[酵素]]によって消費されます。また、[[酸素]]の一部はシトクロムP450(CYP)により、[[ホルモン]]合成や[[薬物代謝]]に利用されます。((大阪大学 大学院薬学研究科・薬学部 分子反応解析学分野/研究テーマ: http://www.phs.osaka-u.ac.jp/homepage/b006/theme.html)) **シトクロムP450の種類 [#qb8786ca] 様々な[[ファミリー]]や[[サブファミリー]]、[[アイソザイム]]を持つ。((ヒトのチトクロムP-450(CYP)分子種と分類: http://www.pharm.kobegakuin.ac.jp/~bunseki/sogo2000/hyo-3.htm))((薬物代謝の化学反応 シトクロム P450 反応を中心として 中村成夫 日本医科大学基礎科学化学: https://www.jstage.jst.go.jp/article/manms/9/1/9_25/_pdf)) -[[CYP1]] --[[CYP1A]] ---[[CYP1A1]] ---[[CYP1A2]] --[[CYP1B]] ---[[CYP1B6]] -[[CYP2]] --[[CYP2A]] ---[[CYP2A6]] --[[CYP2C]] ---[[CYP2C8]] ---[[CYP2C9]] ---[[CYP2C19]] --[[CYP2E]] ---[[CYP2E1]] --[[CYP2D]] ---[[CYP2D6]] -[[CYP3]] --[[CYP3A]] ---[[CYP3A4]] ---[[CYP3A5]] ---[[CYP3A7]] -[[CYP4]] --[[CYP4A]] ---[[CYP4A1]] --[[CYP4F]] ---[[CYP4F22]] -[[CYP27]] -[[CYP7]] --[[CYP7A]] ---[[CYP7A1]]
タイムスタンプを変更しない
存在するページ名にリンク
*シトクロムP450&size(16){(cytochrome p450 : CYP)}; [#w00daab8] [[酸化還元反応]]を[[触媒]]する[[酵素]]のグループ。[[鉄]]分子を1つ含む[[ヘムタンパク質]]。[[チトクロムP450]]や、単に[[P450]]と呼ばれることもある。 >[[生物]]界に広範に存在するシトクロムP450([[P450]])は,[[薬物代謝]]や解毒,[[ホルモン]]の[[生合成]]などに関連した不活性な有機基質を[[水酸化]]する強力な[[ヘム]]([[鉄]][[ポルフィリン]][[錯体]])[[酵素]]群で,その有機合成反応への利用が期待されています.((シトクロムP450を利用するバイオ触媒の開発 | My MODX Site: http://bioinorg.chem.nagoya-u.ac.jp/research/research02.html)) [[シトクロムP450]]は[[ヘムb]]を持つ[[シトクロム]]で、ほとんどのものは[[モノオキシゲナーゼ]]として働くが、例外的に[[一酸化窒素レダクターゼ]]がある。((技術評論社 山中建生 知りたいサイエンス 地球とヒトと微生物 身近で知らない驚きの関係))((技術評論社 山中建生 知りたいサイエンス 地球とヒトと微生物 身近で知らない驚きの関係)) 外部から供給される電子によって、[[酸素]][[分子]]を[[還元]]的に活性化して[[オキソフェリルポルフィリンπ-カチオンラジカル]]を生成し、これによって[[基質]]を[[ヒドロキシ化]]する。((シトクロムP450を利用するバイオ触媒の開発 | My MODX Site)) [[基質特異性]]が低く、様々な物質を[[基質]]とすることができる。((生物薬剤学講座 医療薬剤学Ⅰ 児玉庸夫: http://www1.jiu.ac.jp/~biopharm/pm-slide10.pdf)) >ヒトは57種類のシトクロムP450[[遺伝子]]をもっており、半数は[[ステロイドホルモン]]、[[活性型ビタミンD]]、[[プロスタグランジン]]、[[トロンボキサン]]などの生理活性[[脂質]]の[[生合成]]および[[代謝]]に関わるが、残りの半数は[[薬物]]および食品中に含まれる[[生体]]異物の[[代謝]]に関わっている。((シトクロムP450関連テーマ | 富山県立大学 機能性食品工学: http://www.pu-toyama.ac.jp/BR/sakaki/research/research-cytochrome.html)) 人間の体[[組織]]内では、シトクロムP450の作用によって[[ニトログリセリン]]から[[一酸化窒素]]が生じる。[[肝臓]]においては[[薬物代謝]]など様々な[[化合物]]の分解・[[生合成]]に関わっている。((ごまセサミン代謝研究の扉 ― 開けゴマ! ゴマ由来生理活性物質セサミンを分解する微生物とその代謝酵素の発見: https://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/160728kobayashi.pdf)) >[[呼吸]]によって取り込まれた[[酸素]]は、[[ヘモグロビン]]によって[[細胞]]まで運ばれ、ほとんどが[[ミトコンドリア]]の[[電子伝達系]]を構成する[[シトクロム]][[酸化]][[酵素]]によって消費されます。また、[[酸素]]の一部はシトクロムP450(CYP)により、[[ホルモン]]合成や[[薬物代謝]]に利用されます。((大阪大学 大学院薬学研究科・薬学部 分子反応解析学分野/研究テーマ: http://www.phs.osaka-u.ac.jp/homepage/b006/theme.html)) **シトクロムP450の種類 [#qb8786ca] 様々な[[ファミリー]]や[[サブファミリー]]、[[アイソザイム]]を持つ。((ヒトのチトクロムP-450(CYP)分子種と分類: http://www.pharm.kobegakuin.ac.jp/~bunseki/sogo2000/hyo-3.htm))((薬物代謝の化学反応 シトクロム P450 反応を中心として 中村成夫 日本医科大学基礎科学化学: https://www.jstage.jst.go.jp/article/manms/9/1/9_25/_pdf)) -[[CYP1]] --[[CYP1A]] ---[[CYP1A1]] ---[[CYP1A2]] --[[CYP1B]] ---[[CYP1B6]] -[[CYP2]] --[[CYP2A]] ---[[CYP2A6]] --[[CYP2C]] ---[[CYP2C8]] ---[[CYP2C9]] ---[[CYP2C19]] --[[CYP2E]] ---[[CYP2E1]] --[[CYP2D]] ---[[CYP2D6]] -[[CYP3]] --[[CYP3A]] ---[[CYP3A4]] ---[[CYP3A5]] ---[[CYP3A7]] -[[CYP4]] --[[CYP4A]] ---[[CYP4A1]] --[[CYP4F]] ---[[CYP4F22]] -[[CYP27]] -[[CYP7]] --[[CYP7A]] ---[[CYP7A1]]
この用語を編集
/
画像添付