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*シナプス可塑性(synaptic plasticity) [#kc3c61a9] [[神経細胞]]の[[シナプス]]に加わる刺激の強さによってその部分の情報伝達効率が変化すること、また、変化できる性質のこと。頻繁に強く信号が伝達される[[シナプス]]は次第にその結合が強くなり、そうでない[[シナプス]]はその結合が弱くなっていく。この[[可塑性]]はカナダの心理学者ドナルド・ヘッブ(Donald Olding Hebb)が提唱したため[[ヘッブ型可塑性]]とも呼ばれる。((記憶・学習のメカニズムを分子レベルで明らかに 記憶・学習を操作できるか 幸田 和久(生理学)|KOMPAS: http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/medical_info/science/201404.html))((経験による脳回路の変化を新モデルで予測 | 理化学研究所: https://www.riken.jp/press/2014/20141023_1/)) 刺激を直接受けなかった[[シナプス]]の強度は、刺激を受けた[[シナプス]]に近いほど弱くなり、逆に少し離れた[[シナプス]]では強くなることが知られており、[[シナプス]]強度を強くするシグナルと弱くするシグナルが並行して稼働していることが報告されている。((シナプス間の競合のメカニズムを発見 | 理化学研究所: https://www.riken.jp/press/2021/20210212_1/index.html#note3)) [[記憶]]の形成も[[シナプス可塑性]]によって行われる。[[神経伝達物質]]としては[[グルタミン酸]]が[[シナプス]]の変化において中心的な役割を果たす。((頭皮に電子回路をとりつけ脳をアシスト | 東京大学: http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_260722_j.html))((北海道大学 脳科学研究教育センター 神谷温之 シナプス可塑性のメカニズム: https://www.hokudai.ac.jp/recbs/04_staff/data/recbs2015/p11.pdf))((高次脳神経機能、特に学習・記憶における シナプス可塑性の分子機構 髙宮考悟: http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/1physiol/greeting/pdf/340101.pdf)) [[シナプス]]が増強する仕組みは以下の4種類があると考えられている。((東北大学 脳機能解析分野 シナプスとニューロンネットワーク: http://neuro.med.tohoku.ac.jp/japanese/education/class/med_classes/synapse2011-2.pdf)) +[[シナプス前終末]]からの[[神経伝達物質]]放出量の増加([[プレシナプス]]増強) +[[シナプス後膜]]における[[神経伝達物質]]応答の亢進([[ポストシナプス]]増強) +[[シナプス間隙]]の構造や機能の変動 +機能していない[[シナプス]]の賦活化(サイレント[[シナプス]]仮説)や新しい[[シナプス]]の発生 &tag(神経,細胞,シナプス,学習,記憶);
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*シナプス可塑性(synaptic plasticity) [#kc3c61a9] [[神経細胞]]の[[シナプス]]に加わる刺激の強さによってその部分の情報伝達効率が変化すること、また、変化できる性質のこと。頻繁に強く信号が伝達される[[シナプス]]は次第にその結合が強くなり、そうでない[[シナプス]]はその結合が弱くなっていく。この[[可塑性]]はカナダの心理学者ドナルド・ヘッブ(Donald Olding Hebb)が提唱したため[[ヘッブ型可塑性]]とも呼ばれる。((記憶・学習のメカニズムを分子レベルで明らかに 記憶・学習を操作できるか 幸田 和久(生理学)|KOMPAS: http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/medical_info/science/201404.html))((経験による脳回路の変化を新モデルで予測 | 理化学研究所: https://www.riken.jp/press/2014/20141023_1/)) 刺激を直接受けなかった[[シナプス]]の強度は、刺激を受けた[[シナプス]]に近いほど弱くなり、逆に少し離れた[[シナプス]]では強くなることが知られており、[[シナプス]]強度を強くするシグナルと弱くするシグナルが並行して稼働していることが報告されている。((シナプス間の競合のメカニズムを発見 | 理化学研究所: https://www.riken.jp/press/2021/20210212_1/index.html#note3)) [[記憶]]の形成も[[シナプス可塑性]]によって行われる。[[神経伝達物質]]としては[[グルタミン酸]]が[[シナプス]]の変化において中心的な役割を果たす。((頭皮に電子回路をとりつけ脳をアシスト | 東京大学: http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_260722_j.html))((北海道大学 脳科学研究教育センター 神谷温之 シナプス可塑性のメカニズム: https://www.hokudai.ac.jp/recbs/04_staff/data/recbs2015/p11.pdf))((高次脳神経機能、特に学習・記憶における シナプス可塑性の分子機構 髙宮考悟: http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/1physiol/greeting/pdf/340101.pdf)) [[シナプス]]が増強する仕組みは以下の4種類があると考えられている。((東北大学 脳機能解析分野 シナプスとニューロンネットワーク: http://neuro.med.tohoku.ac.jp/japanese/education/class/med_classes/synapse2011-2.pdf)) +[[シナプス前終末]]からの[[神経伝達物質]]放出量の増加([[プレシナプス]]増強) +[[シナプス後膜]]における[[神経伝達物質]]応答の亢進([[ポストシナプス]]増強) +[[シナプス間隙]]の構造や機能の変動 +機能していない[[シナプス]]の賦活化(サイレント[[シナプス]]仮説)や新しい[[シナプス]]の発生 &tag(神経,細胞,シナプス,学習,記憶);
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