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*パルブアルブミン(parvalbumin : PV) [#u0e06dcf] 魚類の[[筋肉]]を構成する[[タンパク質]]。魚介類の代表的な[[アレルゲン]]となる。[[水]]に溶けやすい性質や[[カルシウム]]と結合する性質を持つ。((大脳神経回路論研究部門 - 生理学研究所: http://www.nips.ac.jp/research/group/post-12/)) [[哺乳類]]には[[脳]]の[[線条体]]に存在する[[介在ニューロン]]に含まれる。((大脳基底核の機能;パーキンソン病との関連において 旭川医科大学 生理学第二講座 高草木薫: http://physiology.jp/wp-content/uploads/2014/01/065040113.pdf)) [[パルブアルブミン]]を含有する[[抑制性ニューロン]]は、[[大脳]][[視覚野]]では[[抑制性ニューロン]]の約半数を占める。非常に早い頻度で[[γ-アミノ酪酸]]を放出する特性を持ち、強い抑制能を持つことが知られる。この[[神経細胞]]において、[[OTX2]]が[[アグリカン]]の量を増加させる作用を持つことが示唆されている。((新潟大学 《コンドロイチンが大脳の柔軟性を制御する》 脳内コンドロイチンによる神経回路の成長促進: https://www.niigata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2017/10/291003.pdf)) >魚介の主要な[[アレルゲン]]として[[パルブアルブミン]]が知られています。これは魚[[肉]]中に含まれる[[筋肉]][[タンパク質]]です。この[[タンパク質]]はとても[[水]]に溶けやすいという性質を持っています。実際に魚[[肉]]を細かく切って、[[水]]に5回ほどさらすだけで、魚[[肉]]中に含まれる[[パルブアルブミン]]の大部分を除去できることが確認されています。((北海道文教大学 人間科学部健康栄養学科教授 板垣康治 知っておきたい食物アレルギー 食生活と食物アレルギー)) 熱に強いため、100℃以上の高温で長時間調理しなければ[[変性]]が起きず、[[アレルゲン]]としての性質を失わない。 >魚類主要[[アレルゲン]]である[[パルブアルブミン]](PV)の[[アレルゲン]]性は熱に強いと報告されている。しかし、[[アレルギー]]発症に重要な[[IgE]]結合部位がPVの[[立体構造]]上にあることを突き止め、加熱[[変性]]による[[アレルゲン]]性低下の可能性を見いだされた。PVを加熱すると加熱負荷依存的に[[アレルゲン]]性は低下した。通常の料理の加熱負荷では[[アレルゲン]]性は消失しなかったが、100℃で320分間、120℃で60分間または140℃で10分間での加熱は[[アレルゲン]]性を完全に消失させた。((KAKEN — 魚類主要アレルゲンパルブアルブミンのアレルギー反応性の低減化法に関する研究: https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-25750023/))
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*パルブアルブミン(parvalbumin : PV) [#u0e06dcf] 魚類の[[筋肉]]を構成する[[タンパク質]]。魚介類の代表的な[[アレルゲン]]となる。[[水]]に溶けやすい性質や[[カルシウム]]と結合する性質を持つ。((大脳神経回路論研究部門 - 生理学研究所: http://www.nips.ac.jp/research/group/post-12/)) [[哺乳類]]には[[脳]]の[[線条体]]に存在する[[介在ニューロン]]に含まれる。((大脳基底核の機能;パーキンソン病との関連において 旭川医科大学 生理学第二講座 高草木薫: http://physiology.jp/wp-content/uploads/2014/01/065040113.pdf)) [[パルブアルブミン]]を含有する[[抑制性ニューロン]]は、[[大脳]][[視覚野]]では[[抑制性ニューロン]]の約半数を占める。非常に早い頻度で[[γ-アミノ酪酸]]を放出する特性を持ち、強い抑制能を持つことが知られる。この[[神経細胞]]において、[[OTX2]]が[[アグリカン]]の量を増加させる作用を持つことが示唆されている。((新潟大学 《コンドロイチンが大脳の柔軟性を制御する》 脳内コンドロイチンによる神経回路の成長促進: https://www.niigata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2017/10/291003.pdf)) >魚介の主要な[[アレルゲン]]として[[パルブアルブミン]]が知られています。これは魚[[肉]]中に含まれる[[筋肉]][[タンパク質]]です。この[[タンパク質]]はとても[[水]]に溶けやすいという性質を持っています。実際に魚[[肉]]を細かく切って、[[水]]に5回ほどさらすだけで、魚[[肉]]中に含まれる[[パルブアルブミン]]の大部分を除去できることが確認されています。((北海道文教大学 人間科学部健康栄養学科教授 板垣康治 知っておきたい食物アレルギー 食生活と食物アレルギー)) 熱に強いため、100℃以上の高温で長時間調理しなければ[[変性]]が起きず、[[アレルゲン]]としての性質を失わない。 >魚類主要[[アレルゲン]]である[[パルブアルブミン]](PV)の[[アレルゲン]]性は熱に強いと報告されている。しかし、[[アレルギー]]発症に重要な[[IgE]]結合部位がPVの[[立体構造]]上にあることを突き止め、加熱[[変性]]による[[アレルゲン]]性低下の可能性を見いだされた。PVを加熱すると加熱負荷依存的に[[アレルゲン]]性は低下した。通常の料理の加熱負荷では[[アレルゲン]]性は消失しなかったが、100℃で320分間、120℃で60分間または140℃で10分間での加熱は[[アレルゲン]]性を完全に消失させた。((KAKEN — 魚類主要アレルゲンパルブアルブミンのアレルギー反応性の低減化法に関する研究: https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-25750023/))
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