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*ヘモグロビン(hemoglobin) [#zec0a01a] [[赤血球]]に含まれる[[鉄]]を含んだ[[タンパク質]]。[[血液]]100ml(1dL)あたりに12〜18g存在し、[[血液]]の成分では水の次に多い。[[血色素]]とも呼ばれる。((NHK高校講座 | 生物基礎 血液のはたらきと血液凝固: http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/seibutsukiso/index.html)) [[酸素]]が多く存在する[[肺]]や[[動脈]]では、[[酸素]]と結びついて[[酸化ヘモグロビン]]となり鮮やかな赤色になる。逆に[[酸素]]の少ない末梢[[組織]]では[[酸素]]を放出して[[還元ヘモグロビン]]となり黒ずんだ色となる。[[酸化ヘモグロビン]]と[[還元ヘモグロビン]]は磁気的な性質が異なる。[[酸化ヘモグロビン]]は{{反磁性体}}であり、[[還元ヘモグロビン]]は{{常磁性体}}であるため、これは[[fMRI]]([[BOLD]])に利用される。((痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief 脳のイメージング: http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/method-brain.html)) 一部は[[水素イオン]]と結合して[[還元ヘモグロビン]]となることで、[[酸]]を[[中和]]して[[血液]]の[[pH]]を一定に保つ([[緩衝作用]])。[[血液]]中の[[二酸化炭素]]の濃度が上昇したり、[[pH]]が低下([[アシドーシス]])すると[[酸素]]多く放出する。[[血液]]中の[[ヘモグロビン]]の量を測ることで[[貧血]]の診断を行う。((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt))((血液のしくみと働き: http://plaza.umin.ac.jp/~histsite/3blood01txt.pdf)) [[WHO]]による基準では、成人男性は13g/dL未満、成人女性や[[小児]]は12g/dL未満であると[[貧血]]の疑いがある。((「貧血」の基礎知識と予防に効く食事 | 栄養学に基づく【女子栄養大学レシピサイト】: http://www.eiyo.ac.jp/recipe/feature/view/vol:1/lesson:1/))((桜美林大学 貧血の心配はありませんか?: https://www.obirin.ac.jp/campus_life/health_support/school_infirmary/r11i8i000001uiz8-att/hinnketu2.pdf)) **ヘモグロビンの構造 [#d11d5615] ヘモグロビンは4つの[[グロビン]]と呼ばれる[[サブユニット]]の組み合わせで構成される[[四量体]]。成人では主に[[α-グロビン]]と[[β-グロビン]]が2つずつ。[[βシート]]を含まず、[[αヘリックス]]のみで構成される。(((株)化学同人 京都大学大学院薬学研究科 くすりをつくる研究者の仕事 薬のネタ探しから私たちに届くまで 2017/3/30)) >ヒト成人ヘモグロビンは、97%が、[[アミノ酸]]141個のα鎖と146個のβ鎖からなる、α2β2の4量体の形で存在している。((KAKEN — ヘモグロビン遺伝子群における組換え変異と多型の生成機関に関する実験的研究: https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-63618517/)) **ヘモグロビンの種類 [#ac6c15f6] 成人では、約90%が[[ヘモグロビンA]]([[HbA]])であり、それに[[糖]]が結合した[[ヘモグロビンA1]]([[HbA1]])が約7%存在する。[[δ-グロビン]]を持つ[[ヘモグロビンA2]]([[HbA2]])の存在も確認されている。((神奈川県立医科大学 一次サンプル採取マニュアル ヘモグロビンF(HbF): http://www.naramed-u.ac.jp/~lab-h/labo/ichiji-s/%E8%A1%80%E6%B6%B2/3D046%20%E3%83%98%E3%83%A2%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%B3F(HbF).pdf))((国立大学法人 岡山大学 ヘモグロビンF HbF(hemoglobin F): https://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/ketuka/hbf.htm)) [[胎児]]には[[γ-グロビン]]を持つ[[ヘモグロビンF]]([[HbF]])が殆どを占める。((ヒト多能性幹細胞由来の赤血球産生における不完全なグロビンスイッチングのメカニズムの一端を解明|ニュース|ニュース・イベント|CiRA(サイラ) | 京都大学 iPS細胞研究所: https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/pressrelease/news/140804-132459.html))
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*ヘモグロビン(hemoglobin) [#zec0a01a] [[赤血球]]に含まれる[[鉄]]を含んだ[[タンパク質]]。[[血液]]100ml(1dL)あたりに12〜18g存在し、[[血液]]の成分では水の次に多い。[[血色素]]とも呼ばれる。((NHK高校講座 | 生物基礎 血液のはたらきと血液凝固: http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/seibutsukiso/index.html)) [[酸素]]が多く存在する[[肺]]や[[動脈]]では、[[酸素]]と結びついて[[酸化ヘモグロビン]]となり鮮やかな赤色になる。逆に[[酸素]]の少ない末梢[[組織]]では[[酸素]]を放出して[[還元ヘモグロビン]]となり黒ずんだ色となる。[[酸化ヘモグロビン]]と[[還元ヘモグロビン]]は磁気的な性質が異なる。[[酸化ヘモグロビン]]は{{反磁性体}}であり、[[還元ヘモグロビン]]は{{常磁性体}}であるため、これは[[fMRI]]([[BOLD]])に利用される。((痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief 脳のイメージング: http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/method-brain.html)) 一部は[[水素イオン]]と結合して[[還元ヘモグロビン]]となることで、[[酸]]を[[中和]]して[[血液]]の[[pH]]を一定に保つ([[緩衝作用]])。[[血液]]中の[[二酸化炭素]]の濃度が上昇したり、[[pH]]が低下([[アシドーシス]])すると[[酸素]]多く放出する。[[血液]]中の[[ヘモグロビン]]の量を測ることで[[貧血]]の診断を行う。((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt))((血液のしくみと働き: http://plaza.umin.ac.jp/~histsite/3blood01txt.pdf)) [[WHO]]による基準では、成人男性は13g/dL未満、成人女性や[[小児]]は12g/dL未満であると[[貧血]]の疑いがある。((「貧血」の基礎知識と予防に効く食事 | 栄養学に基づく【女子栄養大学レシピサイト】: http://www.eiyo.ac.jp/recipe/feature/view/vol:1/lesson:1/))((桜美林大学 貧血の心配はありませんか?: https://www.obirin.ac.jp/campus_life/health_support/school_infirmary/r11i8i000001uiz8-att/hinnketu2.pdf)) **ヘモグロビンの構造 [#d11d5615] ヘモグロビンは4つの[[グロビン]]と呼ばれる[[サブユニット]]の組み合わせで構成される[[四量体]]。成人では主に[[α-グロビン]]と[[β-グロビン]]が2つずつ。[[βシート]]を含まず、[[αヘリックス]]のみで構成される。(((株)化学同人 京都大学大学院薬学研究科 くすりをつくる研究者の仕事 薬のネタ探しから私たちに届くまで 2017/3/30)) >ヒト成人ヘモグロビンは、97%が、[[アミノ酸]]141個のα鎖と146個のβ鎖からなる、α2β2の4量体の形で存在している。((KAKEN — ヘモグロビン遺伝子群における組換え変異と多型の生成機関に関する実験的研究: https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-63618517/)) **ヘモグロビンの種類 [#ac6c15f6] 成人では、約90%が[[ヘモグロビンA]]([[HbA]])であり、それに[[糖]]が結合した[[ヘモグロビンA1]]([[HbA1]])が約7%存在する。[[δ-グロビン]]を持つ[[ヘモグロビンA2]]([[HbA2]])の存在も確認されている。((神奈川県立医科大学 一次サンプル採取マニュアル ヘモグロビンF(HbF): http://www.naramed-u.ac.jp/~lab-h/labo/ichiji-s/%E8%A1%80%E6%B6%B2/3D046%20%E3%83%98%E3%83%A2%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%B3F(HbF).pdf))((国立大学法人 岡山大学 ヘモグロビンF HbF(hemoglobin F): https://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/ketuka/hbf.htm)) [[胎児]]には[[γ-グロビン]]を持つ[[ヘモグロビンF]]([[HbF]])が殆どを占める。((ヒト多能性幹細胞由来の赤血球産生における不完全なグロビンスイッチングのメカニズムの一端を解明|ニュース|ニュース・イベント|CiRA(サイラ) | 京都大学 iPS細胞研究所: https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/pressrelease/news/140804-132459.html))
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