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*ペントースリン酸経路&size(16){(pentose phosphate pathway)}; [#fececd5a] [[解糖系]]の分岐回路。[[NADPH]]や[[リブロース-5-リン酸]]、[[リボース-5-リン酸]]を生成する。[[ペントースリン酸回路]]、[[ホスホグルコン酸回路]]、[[ヘキソース一リン酸経路]]などとも呼ばれる。((ペントースリン酸経路 平成25年6月3日 生化学2(病態生化学分野)教授 山縣和也: http://www.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/biochem2/class/250603-1.pdf))((ホスホグルコン酸回路: http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/hms.htm)) エネルギーの生成を目的とした[[代謝]]経路ではなく、[[NADP]]^{+}の[[還元]]と[[ヌクレオチド]]の材料である[[リボース-5-リン酸]]を供給すること。[[脂質]]の合成が盛んな[[組織]]([[乳腺]]、[[脂肪組織]]、[[副腎皮質]]、[[肝臓]]など)で活性が高く、これらの[[組織]]から発される[[二酸化炭素]]の30%以上はペントースリン酸経路の反応によって生じるものとされる。 >[[ペントースリン酸回路]]はどちらかというと生体成分[[生合成]]における役割が大きく、[[細胞]]内のエネルギー収支に対する寄与は[[解糖系]]ほど大きくはないと思われます。実際、ペントースリン酸回路がエネルギー要求に応じてコントロールされているという証拠はないそうです(Lambers et al. 1998)。((東北大学大学院生命科学研究科 植物生態学講座 光合成の生理生態学講座 呼吸の機作: http://hostgk3.biology.tohoku.ac.jp/hikosaka/resp.html)) [[酸化的ペントースリン酸経路]]と[[非酸化的ペントースリン酸経路]]の二種類の経路が存在する。((兵庫医療大学 グルコース以外の六炭糖の代謝とペントースリン酸回路: http://www2.huhs.ac.jp/~h990002t/resources/downloard/15/15biochem3/03sugarcatabolism_2_15.pdf)) **ペントースリン酸経路の反応 [#b14952f2] +[[グルコース-6-リン酸]] → [[6-ホスホグルコノラクトン]] +[[6-ホスホグルコノラクトン]] → [[6-ホスホグルコン酸]] + [[二酸化炭素]] +[[6-ホスホグルコン酸]] → [[リブロース-5-リン酸]](ここまでが[[酸化]]的過程、これ以降が非[[酸化]]的過程) +[[リブロース-5-リン酸]] → [[キシロース-5-リン酸]] または [[リボース-5-リン酸]] +[[キシロース-5-リン酸]] → 各種[[有機化合物]]へ [[ヘテロ乳酸発酵]]の経路でもあり、[[リブロース-5-リン酸]]から複数の化学変化を経て[[乳酸]]や[[エタノール]]が産生される。((信州大学名誉教授 細野明義 乳酸菌とビフィズス菌の糖代謝と発酵: http://www.nyusankin.or.jp/scientific/pdf/Nyusankin_493_a.pdf))
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*ペントースリン酸経路&size(16){(pentose phosphate pathway)}; [#fececd5a] [[解糖系]]の分岐回路。[[NADPH]]や[[リブロース-5-リン酸]]、[[リボース-5-リン酸]]を生成する。[[ペントースリン酸回路]]、[[ホスホグルコン酸回路]]、[[ヘキソース一リン酸経路]]などとも呼ばれる。((ペントースリン酸経路 平成25年6月3日 生化学2(病態生化学分野)教授 山縣和也: http://www.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/biochem2/class/250603-1.pdf))((ホスホグルコン酸回路: http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/hms.htm)) エネルギーの生成を目的とした[[代謝]]経路ではなく、[[NADP]]^{+}の[[還元]]と[[ヌクレオチド]]の材料である[[リボース-5-リン酸]]を供給すること。[[脂質]]の合成が盛んな[[組織]]([[乳腺]]、[[脂肪組織]]、[[副腎皮質]]、[[肝臓]]など)で活性が高く、これらの[[組織]]から発される[[二酸化炭素]]の30%以上はペントースリン酸経路の反応によって生じるものとされる。 >[[ペントースリン酸回路]]はどちらかというと生体成分[[生合成]]における役割が大きく、[[細胞]]内のエネルギー収支に対する寄与は[[解糖系]]ほど大きくはないと思われます。実際、ペントースリン酸回路がエネルギー要求に応じてコントロールされているという証拠はないそうです(Lambers et al. 1998)。((東北大学大学院生命科学研究科 植物生態学講座 光合成の生理生態学講座 呼吸の機作: http://hostgk3.biology.tohoku.ac.jp/hikosaka/resp.html)) [[酸化的ペントースリン酸経路]]と[[非酸化的ペントースリン酸経路]]の二種類の経路が存在する。((兵庫医療大学 グルコース以外の六炭糖の代謝とペントースリン酸回路: http://www2.huhs.ac.jp/~h990002t/resources/downloard/15/15biochem3/03sugarcatabolism_2_15.pdf)) **ペントースリン酸経路の反応 [#b14952f2] +[[グルコース-6-リン酸]] → [[6-ホスホグルコノラクトン]] +[[6-ホスホグルコノラクトン]] → [[6-ホスホグルコン酸]] + [[二酸化炭素]] +[[6-ホスホグルコン酸]] → [[リブロース-5-リン酸]](ここまでが[[酸化]]的過程、これ以降が非[[酸化]]的過程) +[[リブロース-5-リン酸]] → [[キシロース-5-リン酸]] または [[リボース-5-リン酸]] +[[キシロース-5-リン酸]] → 各種[[有機化合物]]へ [[ヘテロ乳酸発酵]]の経路でもあり、[[リブロース-5-リン酸]]から複数の化学変化を経て[[乳酸]]や[[エタノール]]が産生される。((信州大学名誉教授 細野明義 乳酸菌とビフィズス菌の糖代謝と発酵: http://www.nyusankin.or.jp/scientific/pdf/Nyusankin_493_a.pdf))
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