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*マスト細胞(mast cell) [#tf8e6612] 種々の[[サイトカイン]]([[ヒスタミン]]など)を[[分泌]]することにより[[免疫反応]]の調節を行う[[血球系細胞]]。[[肥満細胞]]とも呼ばれる。この「[[肥満]]」は、[[ヒスタミン]]や[[プロテアーゼ]]、[[ヘパリン]]などを充満させた[[顆粒]]を大量に持っていることから名付けられている。((筑波大学 大学院人間総合科学研究科、基礎医学系・免疫学 アレルギーから学ぶ免疫学の基本原理: http://www.md.tsukuba.ac.jp/basic-med/immunology/hitome2.htm))((マスト細胞とは? | 生体応答制御学: http://www.pharm.okayama-u.ac.jp/lab/meneki/research/mast_cell/)) [[血管]]が分布する[[組織]]のほぼ全てに存在する。 >[[肥満細胞]]は[[免疫反応]]や[[アレルギー]]反応を担う[[細胞]]であり、[[皮膚]]や[[粘膜]]など全身に広く分布しています。たくさんの[[顆粒]](物質を溜め込む袋)を[[細胞]]内に持っており、この[[顆粒]]内にはさまざまな[[化学]]物質が蓄積されています。((岡山大学 ポリアミン輸送タンパク質によるヒスタミン放出調節 新たな抗アレルギー薬へつながる発見: https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press28/press-170118.pdf)) マスト[[細胞]]の表面には[[IgE]]の[[Fc領域]]に対する[[受容体]]([[Fcε受容体]])があり、[[アレルゲン]]と反応したマスト[[細胞]]は、[[ヒスタミン]]などを放出して、周囲に[[アレルギー]]反応([[炎症]])を引き起こす。((オーム社 絵とき 免疫学の知識 垣内史堂))((アレルギーが起こるしくみを理解する | 研究紹介 | 奥羽大学: http://www.ohu-u.ac.jp/faculty/research/researchP5.html)) [[抗原]]刺激によりマスト[[細胞]]の[[IgE]][[受容体]]が[[凝集]]すると、[[細胞]]内領域に存在する[[ITAM]]が[[チロシンリン酸化]]を受け[[Syk]]を活性化する。これが[[ヒスタミン]]の放出や[[サイトカイン]]の産生に必須であることが知られている。((日本臨床免疫学会会誌 チロシンキナーゼSykの生理機能とその阻害薬: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsci/36/4/36_197/_article/-char/ja/)) [[寄生虫]]が[[感染]]した際には[[消化管]][[粘膜]]にマスト[[細胞]]が動員されるが、これには[[T細胞]]が産生する[[IL-3]]が必要であることが報告されている。((マスト細胞の成熟と機能 | 生体応答制御学: http://www.pharm.okayama-u.ac.jp/lab/meneki/research/mast_cell/details_of_mast_cell/))
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*マスト細胞(mast cell) [#tf8e6612] 種々の[[サイトカイン]]([[ヒスタミン]]など)を[[分泌]]することにより[[免疫反応]]の調節を行う[[血球系細胞]]。[[肥満細胞]]とも呼ばれる。この「[[肥満]]」は、[[ヒスタミン]]や[[プロテアーゼ]]、[[ヘパリン]]などを充満させた[[顆粒]]を大量に持っていることから名付けられている。((筑波大学 大学院人間総合科学研究科、基礎医学系・免疫学 アレルギーから学ぶ免疫学の基本原理: http://www.md.tsukuba.ac.jp/basic-med/immunology/hitome2.htm))((マスト細胞とは? | 生体応答制御学: http://www.pharm.okayama-u.ac.jp/lab/meneki/research/mast_cell/)) [[血管]]が分布する[[組織]]のほぼ全てに存在する。 >[[肥満細胞]]は[[免疫反応]]や[[アレルギー]]反応を担う[[細胞]]であり、[[皮膚]]や[[粘膜]]など全身に広く分布しています。たくさんの[[顆粒]](物質を溜め込む袋)を[[細胞]]内に持っており、この[[顆粒]]内にはさまざまな[[化学]]物質が蓄積されています。((岡山大学 ポリアミン輸送タンパク質によるヒスタミン放出調節 新たな抗アレルギー薬へつながる発見: https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press28/press-170118.pdf)) マスト[[細胞]]の表面には[[IgE]]の[[Fc領域]]に対する[[受容体]]([[Fcε受容体]])があり、[[アレルゲン]]と反応したマスト[[細胞]]は、[[ヒスタミン]]などを放出して、周囲に[[アレルギー]]反応([[炎症]])を引き起こす。((オーム社 絵とき 免疫学の知識 垣内史堂))((アレルギーが起こるしくみを理解する | 研究紹介 | 奥羽大学: http://www.ohu-u.ac.jp/faculty/research/researchP5.html)) [[抗原]]刺激によりマスト[[細胞]]の[[IgE]][[受容体]]が[[凝集]]すると、[[細胞]]内領域に存在する[[ITAM]]が[[チロシンリン酸化]]を受け[[Syk]]を活性化する。これが[[ヒスタミン]]の放出や[[サイトカイン]]の産生に必須であることが知られている。((日本臨床免疫学会会誌 チロシンキナーゼSykの生理機能とその阻害薬: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsci/36/4/36_197/_article/-char/ja/)) [[寄生虫]]が[[感染]]した際には[[消化管]][[粘膜]]にマスト[[細胞]]が動員されるが、これには[[T細胞]]が産生する[[IL-3]]が必要であることが報告されている。((マスト細胞の成熟と機能 | 生体応答制御学: http://www.pharm.okayama-u.ac.jp/lab/meneki/research/mast_cell/details_of_mast_cell/))
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