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*モノクローナル抗体(monoclonal antibody : mAb) [#r4d86cc7] 1個の[[B細胞]]から産生された[[抗体]]のコピーのこと。[[医薬品]]の分類では[[分子標的薬]]。[[チェックポイント阻害抗体]]となるものもある。 >[[抗体]]は[[B細胞]]より産生されますが、その1個の[[B細胞]]から産生された[[抗体]]のコピー、すなわち[[クローン]]をモノクローナル抗体といいます。モノクローナル抗体の種類は、[[マウス抗体]]、[[キメラ抗体]]、[[ヒト化抗体]]、[[ヒト抗体]]があります。((ナツメ社 埼玉医科大学リウマチ膠原病院 教授 三村俊英 基礎からわかる免疫学)) [[血清]]から精製する[[ポリクローナル抗体]]と異なり、[[抗体産生細胞]]から無限に生産が可能であり[[抗体医薬]]に使用される。((分子標的薬開発のための糖鎖欠損細胞株の確立―カナダApplied Biological Materials社とライセンス契約を締結― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構: https://www.amed.go.jp/news/release_20170508.html)) マウスなどの動物の[[B細胞]]に由来するものであるため、ヒトにそのまま投与すると[[抗原]]となるため[[アレルギー]]反応が起こる。そこで、[[抗体]]分子の大部分がヒト由来となるように遺伝的に作り変える([[ヒト化抗体]])。 モノクローナル抗体は、高い[[基質特異性]]を持ち、特定の[[抗原]]としか反応しない。この性質を利用して[[抗がん剤]]などの治療薬へ応用されている。((大阪バイオメディカル専門学校 バイオ学科 モノクローナル抗体の作製 細胞融合: http://www.obm.ac.jp/faculty/bio/images/manual/mono02_cell_fusion.pdf)) >[[がん細胞]]の表面の[[分子]]に対するモノクロナール抗体は、それ自身が抗[[がん]]作用を示すものであり、これらは一般には[[分子標的薬]]に加えられている。[[抗体]]自体の抗[[がん]]作用が低いものは、[[抗がん剤]]や[[放射性同位元素]]を[[がん細胞]]の近くに送り届ける担体として利用される例([[ミサイル療法]]と呼ばれる)がある。((技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25)) モノクローナル抗体は[[細胞融合法]]によって生産される。((佐賀大学医学部 モノクローナル抗体とは: http://www.microbio.med.saga-u.ac.jp/Lecture/kohashi3/part5/1.html)) **モノクローナル抗体の種類と商品名((ナツメ社 埼玉医科大学リウマチ膠原病院 教授 三村俊英 基礎からわかる免疫学))((技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25)) [#dd33b36b] |~モノクローナル抗体の種類|~一般名|~商品名| |[[マウス抗体]]|[[イブリツモマブ]]|[[ゼヴァリン]]| |~|[[カツマキソマブ]]|[[レモバブ]]| |~|[[ブリナツモマブ]]|[[ブリンサイト]]| |[[キメラ抗体]]|[[インフリキシマブ]]|[[レミケード]]| |~|[[セツキシマブ]]|[[アービタックス]]| |~|[[リツキシマブ]]|[[リツキサン]]| |[[ヒト化抗体]]|[[トシリズマブ]]|[[アクテムラ]]| |~|[[トラスツズマブ]]|[[ハーセプチン]]| |~|[[ベバシズマブ]]|[[アバスチン]]| |~|[[モガムリズマブ]]|[[ポテリジオ]]| |~|[[ゲムツズマブ]]|[[マイロターグ]]| |[[ヒト抗体]]|[[アダリムマブ]]|[[ヒュミラ]]| |~|[[イピリムマブ]]|[[ヤーボイ]]| |~|[[ニボルマブ]]|[[オプジーボ]]| 各モノクローナル抗体の接尾語は以下のような意味を持つ。 -~omab(~オマブ):[[マウス抗体]] -~ximab(~キシマブ):[[キメラ抗体]] -~zumab(~ズマブ):[[ヒト化抗体]] -~umab(~ウマブ):[[ヒト抗体]]
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*モノクローナル抗体(monoclonal antibody : mAb) [#r4d86cc7] 1個の[[B細胞]]から産生された[[抗体]]のコピーのこと。[[医薬品]]の分類では[[分子標的薬]]。[[チェックポイント阻害抗体]]となるものもある。 >[[抗体]]は[[B細胞]]より産生されますが、その1個の[[B細胞]]から産生された[[抗体]]のコピー、すなわち[[クローン]]をモノクローナル抗体といいます。モノクローナル抗体の種類は、[[マウス抗体]]、[[キメラ抗体]]、[[ヒト化抗体]]、[[ヒト抗体]]があります。((ナツメ社 埼玉医科大学リウマチ膠原病院 教授 三村俊英 基礎からわかる免疫学)) [[血清]]から精製する[[ポリクローナル抗体]]と異なり、[[抗体産生細胞]]から無限に生産が可能であり[[抗体医薬]]に使用される。((分子標的薬開発のための糖鎖欠損細胞株の確立―カナダApplied Biological Materials社とライセンス契約を締結― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構: https://www.amed.go.jp/news/release_20170508.html)) マウスなどの動物の[[B細胞]]に由来するものであるため、ヒトにそのまま投与すると[[抗原]]となるため[[アレルギー]]反応が起こる。そこで、[[抗体]]分子の大部分がヒト由来となるように遺伝的に作り変える([[ヒト化抗体]])。 モノクローナル抗体は、高い[[基質特異性]]を持ち、特定の[[抗原]]としか反応しない。この性質を利用して[[抗がん剤]]などの治療薬へ応用されている。((大阪バイオメディカル専門学校 バイオ学科 モノクローナル抗体の作製 細胞融合: http://www.obm.ac.jp/faculty/bio/images/manual/mono02_cell_fusion.pdf)) >[[がん細胞]]の表面の[[分子]]に対するモノクロナール抗体は、それ自身が抗[[がん]]作用を示すものであり、これらは一般には[[分子標的薬]]に加えられている。[[抗体]]自体の抗[[がん]]作用が低いものは、[[抗がん剤]]や[[放射性同位元素]]を[[がん細胞]]の近くに送り届ける担体として利用される例([[ミサイル療法]]と呼ばれる)がある。((技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25)) モノクローナル抗体は[[細胞融合法]]によって生産される。((佐賀大学医学部 モノクローナル抗体とは: http://www.microbio.med.saga-u.ac.jp/Lecture/kohashi3/part5/1.html)) **モノクローナル抗体の種類と商品名((ナツメ社 埼玉医科大学リウマチ膠原病院 教授 三村俊英 基礎からわかる免疫学))((技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25)) [#dd33b36b] |~モノクローナル抗体の種類|~一般名|~商品名| |[[マウス抗体]]|[[イブリツモマブ]]|[[ゼヴァリン]]| |~|[[カツマキソマブ]]|[[レモバブ]]| |~|[[ブリナツモマブ]]|[[ブリンサイト]]| |[[キメラ抗体]]|[[インフリキシマブ]]|[[レミケード]]| |~|[[セツキシマブ]]|[[アービタックス]]| |~|[[リツキシマブ]]|[[リツキサン]]| |[[ヒト化抗体]]|[[トシリズマブ]]|[[アクテムラ]]| |~|[[トラスツズマブ]]|[[ハーセプチン]]| |~|[[ベバシズマブ]]|[[アバスチン]]| |~|[[モガムリズマブ]]|[[ポテリジオ]]| |~|[[ゲムツズマブ]]|[[マイロターグ]]| |[[ヒト抗体]]|[[アダリムマブ]]|[[ヒュミラ]]| |~|[[イピリムマブ]]|[[ヤーボイ]]| |~|[[ニボルマブ]]|[[オプジーボ]]| 各モノクローナル抗体の接尾語は以下のような意味を持つ。 -~omab(~オマブ):[[マウス抗体]] -~ximab(~キシマブ):[[キメラ抗体]] -~zumab(~ズマブ):[[ヒト化抗体]] -~umab(~ウマブ):[[ヒト抗体]]
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