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*ラクターゼ(lactase) [#ba3b903b] [[ラクトース]]([[乳糖]])を[[グルコース]]と[[ガラクトース]]に[[加水分解]]する反応の[[触媒]]となる[[酵素]]。[[乳糖分解酵素]]や[[β-ガラクトシダーゼ]]、[[ラクターゼ・フロリジン水解酵素]]とも呼ばれる。また、[[ラクトース]]から[[糖]]転移反応によって[[アロラクトース]]を生成する反応も[[触媒]]する。((198:β-ガラクトシダーゼ(Beta-galactosidase) - 今月の分子(Molecule of the Month) - PDBj: http://eprots.protein.osaka-u.ac.jp/mom/index.php?l=ja&p=198))((信州大学 酵素化学研究室 セルラーゼの誘導機構を解明する研究: http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/engineering/chair/chem010/research/research1.html)) ラクターゼは、それを産生する[[生物]]の種類によって異なる性質を持つ。哺乳類では[[小腸]][[粘膜]]([[微絨毛]]膜)に存在する。((カビ由来 ラクターゼについて 後藤真孝: https://www.jstage.jst.go.jp/article/milk/61/3/61_239/_article/-char/ja/))((KAKEN — 研究課題をさがす | 2015 年度 実績報告書 (KAKENHI-PROJECT-24650505): https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-24650505/246505052015jisseki/)) 成長するにつれ、ラクターゼが働かなくなるとされる。ラクターゼの働きが弱まると[[乳糖不耐症]]が起こる。 >哺乳類のすべての乳児はラクターゼで[[乳糖]]を分解します。 乳児で急速に発達する[[脳]]の発育に[[ガラクトース]]が必要といわれています。 成人では[[ガラクトース]]は[[グルコース]]から[[肝臓]]で生成できるようになり、 摂取する必要はなくなります。 乳児においては[[乳糖]]の分解は必須ですが、 成人では必要ない、ということとなり多くのほ乳類は成長とともにラクターゼ[[遺伝子]]のスイッチを切るような仕組みができ、ラクターゼを作らなくなります。[[プロモーター]]領域に特定の[[転写因子]][[OCT1]]が結合しなくなることが実験的に示されています。((国立遺伝学研究所 乳糖不耐症そしてラクターゼ持続症: http://humgen.lab.nig.ac.jp/inoueColumn_01.php)) 一部の欧米人は成人後も[[ラクターゼ]]を産生するため乳糖不耐症とならない。この産生は[[遺伝子]]の[[突然変異]]によってもたらされたとされる。((乳糖 ブドウ糖 ガラクトース - 福井大学: http://www.med.u-fukui.ac.jp/life/seimei/jizenshiryo0529.ppt))
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*ラクターゼ(lactase) [#ba3b903b] [[ラクトース]]([[乳糖]])を[[グルコース]]と[[ガラクトース]]に[[加水分解]]する反応の[[触媒]]となる[[酵素]]。[[乳糖分解酵素]]や[[β-ガラクトシダーゼ]]、[[ラクターゼ・フロリジン水解酵素]]とも呼ばれる。また、[[ラクトース]]から[[糖]]転移反応によって[[アロラクトース]]を生成する反応も[[触媒]]する。((198:β-ガラクトシダーゼ(Beta-galactosidase) - 今月の分子(Molecule of the Month) - PDBj: http://eprots.protein.osaka-u.ac.jp/mom/index.php?l=ja&p=198))((信州大学 酵素化学研究室 セルラーゼの誘導機構を解明する研究: http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/engineering/chair/chem010/research/research1.html)) ラクターゼは、それを産生する[[生物]]の種類によって異なる性質を持つ。哺乳類では[[小腸]][[粘膜]]([[微絨毛]]膜)に存在する。((カビ由来 ラクターゼについて 後藤真孝: https://www.jstage.jst.go.jp/article/milk/61/3/61_239/_article/-char/ja/))((KAKEN — 研究課題をさがす | 2015 年度 実績報告書 (KAKENHI-PROJECT-24650505): https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-24650505/246505052015jisseki/)) 成長するにつれ、ラクターゼが働かなくなるとされる。ラクターゼの働きが弱まると[[乳糖不耐症]]が起こる。 >哺乳類のすべての乳児はラクターゼで[[乳糖]]を分解します。 乳児で急速に発達する[[脳]]の発育に[[ガラクトース]]が必要といわれています。 成人では[[ガラクトース]]は[[グルコース]]から[[肝臓]]で生成できるようになり、 摂取する必要はなくなります。 乳児においては[[乳糖]]の分解は必須ですが、 成人では必要ない、ということとなり多くのほ乳類は成長とともにラクターゼ[[遺伝子]]のスイッチを切るような仕組みができ、ラクターゼを作らなくなります。[[プロモーター]]領域に特定の[[転写因子]][[OCT1]]が結合しなくなることが実験的に示されています。((国立遺伝学研究所 乳糖不耐症そしてラクターゼ持続症: http://humgen.lab.nig.ac.jp/inoueColumn_01.php)) 一部の欧米人は成人後も[[ラクターゼ]]を産生するため乳糖不耐症とならない。この産生は[[遺伝子]]の[[突然変異]]によってもたらされたとされる。((乳糖 ブドウ糖 ガラクトース - 福井大学: http://www.med.u-fukui.ac.jp/life/seimei/jizenshiryo0529.ppt))
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