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*免疫グロブリン(Immunoglobulin : Ig) [#c91ca788] [[B細胞]]や[[形質細胞]]が生産する[[糖タンパク質]]。[[抗体]]とも呼ばれる。[[γ-グロブリン]]分画に含まれる。 Y字型の[[タンパク質]]で、Yの形の先端部分に[[病原体]]の[[抗原]]が結合する。[[抗原]]と1体1で結合して、それを無毒化する。((NHK高校講座 | 生物基礎 | 第28回 適応免疫 (2): https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/seibutsukiso/archive/resume028.html))((技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5))) **免疫グロブリンの基本構造 [#i93784d7] #ref(antibody.png,抗体(免疫グロブリン)の構造); &size(12){出典: 技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25}; どのクラスも、中央の2本の長い[[H鎖]]([[重鎖]])と、Y字の腕部分にある短い[[L鎖]]([[軽鎖]])が2本ずつの基本構造を持つ。[[抗原]]と結合する部分([[Fab領域]])は1つの[[VH]]と1つの[[VL]]で形成される。((技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25))) [[IgG]]は基本構造のまま存在するため単量体とも呼ばれる。 **免疫グロブリンのクラス [#ie158a7b] 以下の種類(クラスとサブクラス)がある。((オーム社 絵とき 免疫学の知識 垣内史堂))((技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25)) |~クラス|~サブクラス|~[[血液]]中の濃度(mg/ml)|~[[補体]]結合|~体外[[分泌]]|~[[胎盤]]通過| |[[IgG]]|[[IgG1]]|9|☆|☆|☆☆☆| |~|[[IgG2]]|3|~|~|~| |~|[[IgG3]]|1|~|~|~| |~|[[IgG4]]|0.5|~|~|~| |[[IgA]]|[[IgA1]]|3|-|☆☆☆|-| |~|[[IgA2]]|0.5|~|~|~| |[[IgM]]|-|1.5|☆☆|☆|-| |[[IgD]]|-|0.03|-|-|-| |[[IgE]]|-|0.00003|-|☆|-| クラスごとに[[H鎖]]の[[C領域]]の性質が異なり、産生される[[臓器]]や結合する[[抗原]]も異なる。どのクラスが作られるかは、[[B細胞]]が受ける、[[ヘルパーT細胞]]が[[分泌]]する[[サイトカイン]]の種類によって制御される。((技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25))) クラスやサブクラスは動物種の各個体に共通であり[[アイソタイプ]]と呼ばれる。
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*免疫グロブリン(Immunoglobulin : Ig) [#c91ca788] [[B細胞]]や[[形質細胞]]が生産する[[糖タンパク質]]。[[抗体]]とも呼ばれる。[[γ-グロブリン]]分画に含まれる。 Y字型の[[タンパク質]]で、Yの形の先端部分に[[病原体]]の[[抗原]]が結合する。[[抗原]]と1体1で結合して、それを無毒化する。((NHK高校講座 | 生物基礎 | 第28回 適応免疫 (2): https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/seibutsukiso/archive/resume028.html))((技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5))) **免疫グロブリンの基本構造 [#i93784d7] #ref(antibody.png,抗体(免疫グロブリン)の構造); &size(12){出典: 技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25}; どのクラスも、中央の2本の長い[[H鎖]]([[重鎖]])と、Y字の腕部分にある短い[[L鎖]]([[軽鎖]])が2本ずつの基本構造を持つ。[[抗原]]と結合する部分([[Fab領域]])は1つの[[VH]]と1つの[[VL]]で形成される。((技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25))) [[IgG]]は基本構造のまま存在するため単量体とも呼ばれる。 **免疫グロブリンのクラス [#ie158a7b] 以下の種類(クラスとサブクラス)がある。((オーム社 絵とき 免疫学の知識 垣内史堂))((技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25)) |~クラス|~サブクラス|~[[血液]]中の濃度(mg/ml)|~[[補体]]結合|~体外[[分泌]]|~[[胎盤]]通過| |[[IgG]]|[[IgG1]]|9|☆|☆|☆☆☆| |~|[[IgG2]]|3|~|~|~| |~|[[IgG3]]|1|~|~|~| |~|[[IgG4]]|0.5|~|~|~| |[[IgA]]|[[IgA1]]|3|-|☆☆☆|-| |~|[[IgA2]]|0.5|~|~|~| |[[IgM]]|-|1.5|☆☆|☆|-| |[[IgD]]|-|0.03|-|-|-| |[[IgE]]|-|0.00003|-|☆|-| クラスごとに[[H鎖]]の[[C領域]]の性質が異なり、産生される[[臓器]]や結合する[[抗原]]も異なる。どのクラスが作られるかは、[[B細胞]]が受ける、[[ヘルパーT細胞]]が[[分泌]]する[[サイトカイン]]の種類によって制御される。((技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25))) クラスやサブクラスは動物種の各個体に共通であり[[アイソタイプ]]と呼ばれる。
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