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*免疫関連有害事象&size(16){(immune-related adverse events : irAE)}; [#icd78d1d] [[免疫チェックポイント]]を阻害することで起こる[[副作用]]。主に過剰な[[自己免疫]]による症状。[[自己免疫疾患関連副作用]]とも。 [[免疫関連有害事象]]は[[抗PD-1抗体]]では70〜80%、抗[[CTLA-4]][[抗体]]では約90%と高い割合で発症し、重篤なものも抗[[CTLA-4]][[抗体]]の25%に出現するとされる。((免疫チェックポイント阻害剤による免疫関連副作用の実際 門野岳史: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsci/40/2/40_83/_pdf)) 発見が遅れた場合は重篤になり、最悪の場合は死亡する恐れがある。 >いずれの[[薬剤]]においても[[自己免疫]]性と考えられる[[甲状腺]],[[下垂体]],[[副腎]]の[[内分泌]]機能異常や[[腸炎]],[[肝炎]]などが認められる.最も注意が必要なものは[[抗PD-1抗体]]における[[肺]]障害であり,[[ニボルマブ]]開発時の臨床試験において死亡例も認められた.((京府医大誌 免疫チェックポイント阻害剤の効果と副作用: http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/126/126-6/uchino12606.pdf)) [[PD-1]]阻害療法に伴う[[臓器]]傷害では、[[臓器]]にて特に[[T細胞]]・[[B細胞]]の異常な集積([[異所性リンパ組織]])の形成と[[免疫グロブリン]]([[抗体]])の沈着が起こることが確認されている。この傷害[[臓器]]の[[異所性リンパ組織]]の形成には、[[IL-21]]産生性[[CD4]][[T細胞]]、B[[細胞遊走]]因子[[CXCL13]]の活性化が必要不可欠であることが報告されている。((がん免疫療法の副反応による臓器傷害の原因解明に新たな一歩―がんに対する免疫応答と、有害事象に関わる免疫応答の違い― | 京都大学: https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-07-13)) **免疫関連有害事象によって起こる疾患 [#a2a6db7a] -[[甲状腺炎]] -[[下垂体炎]] -[[間質性肺炎]] -[[大腸炎]] -[[腸]][[穿孔]] -[[甲状腺機能低下症]] -[[高アミラーゼ血症]] -高[[リパーゼ]][[血]]症 -[[肝]]障害 -[[発疹]] -[[白斑]] -[[一型糖尿病]](劇症[[一型糖尿病]]) -[[腎]]機能障害 -[[重症筋無力症]] -[[末梢神経障害]] -[[筋炎]] -[[ぶどう膜炎]] [[甲状腺炎]]と[[下垂体炎]]の頻度が高い。最も注意が必要なものは[[抗PD-1抗体]]による[[肺]]障害。((京府医大誌 免疫チェックポイント阻害剤の効果と副作用: http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/126/126-6/uchino12606.pdf)) &tag(免疫,副作用,がん,自己免疫,免疫チェックポイント,抗体);
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*免疫関連有害事象&size(16){(immune-related adverse events : irAE)}; [#icd78d1d] [[免疫チェックポイント]]を阻害することで起こる[[副作用]]。主に過剰な[[自己免疫]]による症状。[[自己免疫疾患関連副作用]]とも。 [[免疫関連有害事象]]は[[抗PD-1抗体]]では70〜80%、抗[[CTLA-4]][[抗体]]では約90%と高い割合で発症し、重篤なものも抗[[CTLA-4]][[抗体]]の25%に出現するとされる。((免疫チェックポイント阻害剤による免疫関連副作用の実際 門野岳史: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsci/40/2/40_83/_pdf)) 発見が遅れた場合は重篤になり、最悪の場合は死亡する恐れがある。 >いずれの[[薬剤]]においても[[自己免疫]]性と考えられる[[甲状腺]],[[下垂体]],[[副腎]]の[[内分泌]]機能異常や[[腸炎]],[[肝炎]]などが認められる.最も注意が必要なものは[[抗PD-1抗体]]における[[肺]]障害であり,[[ニボルマブ]]開発時の臨床試験において死亡例も認められた.((京府医大誌 免疫チェックポイント阻害剤の効果と副作用: http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/126/126-6/uchino12606.pdf)) [[PD-1]]阻害療法に伴う[[臓器]]傷害では、[[臓器]]にて特に[[T細胞]]・[[B細胞]]の異常な集積([[異所性リンパ組織]])の形成と[[免疫グロブリン]]([[抗体]])の沈着が起こることが確認されている。この傷害[[臓器]]の[[異所性リンパ組織]]の形成には、[[IL-21]]産生性[[CD4]][[T細胞]]、B[[細胞遊走]]因子[[CXCL13]]の活性化が必要不可欠であることが報告されている。((がん免疫療法の副反応による臓器傷害の原因解明に新たな一歩―がんに対する免疫応答と、有害事象に関わる免疫応答の違い― | 京都大学: https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-07-13)) **免疫関連有害事象によって起こる疾患 [#a2a6db7a] -[[甲状腺炎]] -[[下垂体炎]] -[[間質性肺炎]] -[[大腸炎]] -[[腸]][[穿孔]] -[[甲状腺機能低下症]] -[[高アミラーゼ血症]] -高[[リパーゼ]][[血]]症 -[[肝]]障害 -[[発疹]] -[[白斑]] -[[一型糖尿病]](劇症[[一型糖尿病]]) -[[腎]]機能障害 -[[重症筋無力症]] -[[末梢神経障害]] -[[筋炎]] -[[ぶどう膜炎]] [[甲状腺炎]]と[[下垂体炎]]の頻度が高い。最も注意が必要なものは[[抗PD-1抗体]]による[[肺]]障害。((京府医大誌 免疫チェックポイント阻害剤の効果と副作用: http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/126/126-6/uchino12606.pdf)) &tag(免疫,副作用,がん,自己免疫,免疫チェックポイント,抗体);
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