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*大豆イソフラボン(soy isoflavones) [#i2ad9cbe] [[大豆]]([[大豆]][[胚芽]])に多く含まれる複数の[[フラボノイド]]の総称。[[ファイトエストロゲン]]のひとつ。乾燥大豆1粒あたり0.2~0.3%程度含まれる。((大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A:農林水産省: http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_daizu_qa/#b5)) [[化学]]構造が[[女性ホルモン]]の[[エストロゲン]]に似ているため、[[エストロゲン]]様の作用を持つ。[[骨粗鬆症]]の予防や[[更年期障害]]の軽減、[[がん]]の予防などに有用とされる。((http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/2297/6234/1/ogawa-070317.pdf)) >[[豆腐]]や[[納豆]]などの[[大豆]]製品に含まれる「イソフラボン」には、[[乳がん]]や[[前立腺がん]]を防ぐ効果があり、[[イソフラボン]]の摂取が多い人では発症が少ないとのデータもあります。欧米に比べて日本人にこれらの[[がん]]が少ない理由の1つが、1人あたりの[[大豆]]消費量が世界有数である点なのかもしれません。((中央公論新社 中川恵一 知れば怖くない 本当のがんの話 (2017/1/15))) 大豆イソフラボンは、その多くが[[配糖体]]([[ゲニスチン]]、[[ダイジン]]、[[グリシチン]])として存在する。これらは体内で非常に短時間で[[大豆イソフラボンアグリコン]]と呼ばれる3種類の非[[配糖体]]([[ゲニステイン]]、[[ダイゼイン]]、[[グリシテイン]])となり吸収される。((国立大学法人 旭川医科大学 抗酸化機能分析研究センター: http://food-db.asahikawa-med.ac.jp/index.php?action=docu&id=61)) 上記の[[配糖体]]の[[アセチル化]]体と[[マロニル化]]体も大豆イソフラボンに分類されるため、計12種類の[[化合物]]が大豆イソフラボンとして扱われる。 [[味噌]]や[[醤油]]などでは[[アグリコン]]である[[ダイゼイン]]や[[ゲニステイン]]の割合が多く、逆に[[豆腐]]では[[配糖体]]の割合が多いことが知られている。((日本食品科学工学会誌 技術用語解説 エクオール 田村基: https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/57/11/57_11_492/_article/-char/ja/)) これらの含有量は、[[大豆]]の部位や調理法によって変化する。 >[[大豆]]の部位や加工法によって,[[イソフラボン]]類の含有量の比率は大きく異なり,例えば,[[胚芽]]部では高い比率で[[グリシチン]]が存在します。[[豆腐]]や[[豆乳]]のように[[大豆]]を煮ると[[マロニル化]][[配糖体]]の比率が減少し,[[きな粉]]のように[[大豆]]を焙煎したり焼いたりすると,[[アセチル化]][[配糖体]]の比率が増加します。また,[[発酵]]処理や[[酵素]]処理を行うと[[アグリコン]]の比率が増加します。((日本食品分析センター 大豆イソフラボン類について: http://www.jfrl.or.jp/jfrlnews/files/news_no42.pdf)) [[化学]]構造が[[エストロゲン]]に似ているため、[[エストロゲン]]の[[受容体]]に結合する。これによって[[エストロゲン]]のような働きをすると考えられている。
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*大豆イソフラボン(soy isoflavones) [#i2ad9cbe] [[大豆]]([[大豆]][[胚芽]])に多く含まれる複数の[[フラボノイド]]の総称。[[ファイトエストロゲン]]のひとつ。乾燥大豆1粒あたり0.2~0.3%程度含まれる。((大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A:農林水産省: http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_daizu_qa/#b5)) [[化学]]構造が[[女性ホルモン]]の[[エストロゲン]]に似ているため、[[エストロゲン]]様の作用を持つ。[[骨粗鬆症]]の予防や[[更年期障害]]の軽減、[[がん]]の予防などに有用とされる。((http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/2297/6234/1/ogawa-070317.pdf)) >[[豆腐]]や[[納豆]]などの[[大豆]]製品に含まれる「イソフラボン」には、[[乳がん]]や[[前立腺がん]]を防ぐ効果があり、[[イソフラボン]]の摂取が多い人では発症が少ないとのデータもあります。欧米に比べて日本人にこれらの[[がん]]が少ない理由の1つが、1人あたりの[[大豆]]消費量が世界有数である点なのかもしれません。((中央公論新社 中川恵一 知れば怖くない 本当のがんの話 (2017/1/15))) 大豆イソフラボンは、その多くが[[配糖体]]([[ゲニスチン]]、[[ダイジン]]、[[グリシチン]])として存在する。これらは体内で非常に短時間で[[大豆イソフラボンアグリコン]]と呼ばれる3種類の非[[配糖体]]([[ゲニステイン]]、[[ダイゼイン]]、[[グリシテイン]])となり吸収される。((国立大学法人 旭川医科大学 抗酸化機能分析研究センター: http://food-db.asahikawa-med.ac.jp/index.php?action=docu&id=61)) 上記の[[配糖体]]の[[アセチル化]]体と[[マロニル化]]体も大豆イソフラボンに分類されるため、計12種類の[[化合物]]が大豆イソフラボンとして扱われる。 [[味噌]]や[[醤油]]などでは[[アグリコン]]である[[ダイゼイン]]や[[ゲニステイン]]の割合が多く、逆に[[豆腐]]では[[配糖体]]の割合が多いことが知られている。((日本食品科学工学会誌 技術用語解説 エクオール 田村基: https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/57/11/57_11_492/_article/-char/ja/)) これらの含有量は、[[大豆]]の部位や調理法によって変化する。 >[[大豆]]の部位や加工法によって,[[イソフラボン]]類の含有量の比率は大きく異なり,例えば,[[胚芽]]部では高い比率で[[グリシチン]]が存在します。[[豆腐]]や[[豆乳]]のように[[大豆]]を煮ると[[マロニル化]][[配糖体]]の比率が減少し,[[きな粉]]のように[[大豆]]を焙煎したり焼いたりすると,[[アセチル化]][[配糖体]]の比率が増加します。また,[[発酵]]処理や[[酵素]]処理を行うと[[アグリコン]]の比率が増加します。((日本食品分析センター 大豆イソフラボン類について: http://www.jfrl.or.jp/jfrlnews/files/news_no42.pdf)) [[化学]]構造が[[エストロゲン]]に似ているため、[[エストロゲン]]の[[受容体]]に結合する。これによって[[エストロゲン]]のような働きをすると考えられている。
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