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*筋肉(muscle) [#a6af753c] 体を支えたり動かしたりするために必要な[[組織]]。[[筋肉]]は、[[筋線維]]が[[結合組織]]で包まれた[[筋束]]が複数集まったものが[[筋膜]]で包まれた形となっている。((技術評論社 東京薬科大学 生命科学部 工藤佳久 都波幹夫 生命科学がわかる)) #ref(muscle450.png,筋肉の構造,240); &size(12){出典: 偕成社 ブライアン=R=ワード 作編/横森周信 訳・監修 わたしたちのからだ3 [[骨]]格と[[運動]] 1983年}; **筋肉の分類 [#zb5144d7] [[筋肉]]([[筋組織]])は以下のように分類される。((香川大学 医学部・医学系研究科 筋組織: http://www.kms.ac.jp/~anatomy2/Histology11.pdf)) -[[横紋筋]] --[[骨格筋]] --[[心筋]] -[[平滑筋]] このうち、意志で自由に動かせる[[筋肉]]([[随意筋]])は[[骨格筋]]のみ。[[自律神経]]によって制御される、[[血管]]や[[内臓]]の[[筋肉]]は[[平滑筋]]と呼ばれる。 >[[体性運動神経]]は[[骨格筋]]を支配するのに対して、[[自律神経]]は[[平滑筋]]・[[心筋]]・[[腺]]などを支配する。((第三章 Pars peripherica [Systema nervosum periphericum](末梢部[末梢神経系])(C,自律神経系): http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/Textbook/anatomy17c.html)) 瞬間的な力を出すための[[速筋]]と、持久力があり長期間[[運動]]をするための[[遅筋]]から構成される。[[無酸素運動]]には[[速筋]]が、[[有酸素運動]]には[[遅筋]]が使われる。加齢によって[[筋肉]]は減少するが、[[遅筋]]は比較的維持されるのに対して[[速筋]]が減少しやすい。また、性別では男性の[[筋肉]]減少が著しい。((サルコペニアにおける骨格筋ミトコンドリア機能と Myokine の意義 杉本研: https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/49/2/49_199/_pdf)) [[筋肉]]の中央部を[[筋腹]]、両端のうち固定されている方を[[筋頭]](起始)、動く方を[[筋尾]](付着または停止)と呼ぶ。 [[筋頭]]は分かれて別々の場所に結合する場合がある。その分かれた数によって[[二頭筋]]、[[三頭筋]]、[[四頭筋]]などと呼ばれる。[[筋腹]]が[[腱]]によって中断されるものは[[二腹筋]]と呼ばれる。((慶應義塾大学医学部解剖学教室内 船戸和弥 第三章 MYOLOGIA(筋学)(A,総論): http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/Textbook/anatomy3a.html)) **筋肉の働き [#bcb96f2c] [[筋肉]]には、[[糖分]]や[[水分]]を保有する効果があることが確認されている。 >[[筋肉]]は[[糖分]]の貯蔵庫としても大きな役割を果たしています。[[筋肉]]が[[萎縮]](減少)すると[[糖分]]の貯蔵能力が低下するため、食後には[[血糖]]が高く、空[[腹]]時には[[血糖]]が低くなるなど[[血糖]]変動が大きくなります。((DM-CTG|筋強直性ジストロフィーの多臓器症状 | 代謝障害: http://plaza.umin.ac.jp/~DM-CTG/dm6-5.html)) >[[筋肉]]から生まれる「[[グルタミン]]」という物質は、人間の[[免疫]]力の源である「[[リンパ球]]」を増やす事が分りました。これによって人間の[[免疫]]力が高まり、[[がん細胞]]をやっつけたり様々な病気になりにくくなると考えられています。また、[[筋肉]]は大量の熱を生むため、身体を温め[[冷え性]]予防の効果を生んだり[[筋肉]]が蓄えた大量の[[水分]]のおかげで[[熱中症]]になりにくくなると考えられています。((結果にコミットー!効果2倍の筋肉UP術 - NHK ガッテン!: http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20160420/)) 4〜5日寝込むと0.2%の[[筋肉]]が落ちるというデータがある。((寝たきり老人になりたくないなら大腰筋を鍛えなさい 10歳若がえるための5つの運動 [久野譜也])) 適度な[[筋力]]トレーニングを行うことで[[心血管疾患]]や[[がん]]、[[糖尿病]]などのリスクが低下し、総死亡や[[心血管疾患]]、[[がん]]については週30〜60分の範囲で最もリスクが低く、[[糖尿病]]は実施時間が長ければ長いほどリスクが低くなることが報告されている。((ムキムキを目指すだけが筋トレではない。 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY): https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/731)) 過度なトレーニング(実施時間が週130~140分を超える)では逆にリスクが増加するとされる。 &tag(人体,組織,筋肉,運動);
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*筋肉(muscle) [#a6af753c] 体を支えたり動かしたりするために必要な[[組織]]。[[筋肉]]は、[[筋線維]]が[[結合組織]]で包まれた[[筋束]]が複数集まったものが[[筋膜]]で包まれた形となっている。((技術評論社 東京薬科大学 生命科学部 工藤佳久 都波幹夫 生命科学がわかる)) #ref(muscle450.png,筋肉の構造,240); &size(12){出典: 偕成社 ブライアン=R=ワード 作編/横森周信 訳・監修 わたしたちのからだ3 [[骨]]格と[[運動]] 1983年}; **筋肉の分類 [#zb5144d7] [[筋肉]]([[筋組織]])は以下のように分類される。((香川大学 医学部・医学系研究科 筋組織: http://www.kms.ac.jp/~anatomy2/Histology11.pdf)) -[[横紋筋]] --[[骨格筋]] --[[心筋]] -[[平滑筋]] このうち、意志で自由に動かせる[[筋肉]]([[随意筋]])は[[骨格筋]]のみ。[[自律神経]]によって制御される、[[血管]]や[[内臓]]の[[筋肉]]は[[平滑筋]]と呼ばれる。 >[[体性運動神経]]は[[骨格筋]]を支配するのに対して、[[自律神経]]は[[平滑筋]]・[[心筋]]・[[腺]]などを支配する。((第三章 Pars peripherica [Systema nervosum periphericum](末梢部[末梢神経系])(C,自律神経系): http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/Textbook/anatomy17c.html)) 瞬間的な力を出すための[[速筋]]と、持久力があり長期間[[運動]]をするための[[遅筋]]から構成される。[[無酸素運動]]には[[速筋]]が、[[有酸素運動]]には[[遅筋]]が使われる。加齢によって[[筋肉]]は減少するが、[[遅筋]]は比較的維持されるのに対して[[速筋]]が減少しやすい。また、性別では男性の[[筋肉]]減少が著しい。((サルコペニアにおける骨格筋ミトコンドリア機能と Myokine の意義 杉本研: https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/49/2/49_199/_pdf)) [[筋肉]]の中央部を[[筋腹]]、両端のうち固定されている方を[[筋頭]](起始)、動く方を[[筋尾]](付着または停止)と呼ぶ。 [[筋頭]]は分かれて別々の場所に結合する場合がある。その分かれた数によって[[二頭筋]]、[[三頭筋]]、[[四頭筋]]などと呼ばれる。[[筋腹]]が[[腱]]によって中断されるものは[[二腹筋]]と呼ばれる。((慶應義塾大学医学部解剖学教室内 船戸和弥 第三章 MYOLOGIA(筋学)(A,総論): http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/Textbook/anatomy3a.html)) **筋肉の働き [#bcb96f2c] [[筋肉]]には、[[糖分]]や[[水分]]を保有する効果があることが確認されている。 >[[筋肉]]は[[糖分]]の貯蔵庫としても大きな役割を果たしています。[[筋肉]]が[[萎縮]](減少)すると[[糖分]]の貯蔵能力が低下するため、食後には[[血糖]]が高く、空[[腹]]時には[[血糖]]が低くなるなど[[血糖]]変動が大きくなります。((DM-CTG|筋強直性ジストロフィーの多臓器症状 | 代謝障害: http://plaza.umin.ac.jp/~DM-CTG/dm6-5.html)) >[[筋肉]]から生まれる「[[グルタミン]]」という物質は、人間の[[免疫]]力の源である「[[リンパ球]]」を増やす事が分りました。これによって人間の[[免疫]]力が高まり、[[がん細胞]]をやっつけたり様々な病気になりにくくなると考えられています。また、[[筋肉]]は大量の熱を生むため、身体を温め[[冷え性]]予防の効果を生んだり[[筋肉]]が蓄えた大量の[[水分]]のおかげで[[熱中症]]になりにくくなると考えられています。((結果にコミットー!効果2倍の筋肉UP術 - NHK ガッテン!: http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20160420/)) 4〜5日寝込むと0.2%の[[筋肉]]が落ちるというデータがある。((寝たきり老人になりたくないなら大腰筋を鍛えなさい 10歳若がえるための5つの運動 [久野譜也])) 適度な[[筋力]]トレーニングを行うことで[[心血管疾患]]や[[がん]]、[[糖尿病]]などのリスクが低下し、総死亡や[[心血管疾患]]、[[がん]]については週30〜60分の範囲で最もリスクが低く、[[糖尿病]]は実施時間が長ければ長いほどリスクが低くなることが報告されている。((ムキムキを目指すだけが筋トレではない。 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY): https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/731)) 過度なトレーニング(実施時間が週130~140分を超える)では逆にリスクが増加するとされる。 &tag(人体,組織,筋肉,運動);
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