健康用語WEB事典
用語追加
更新履歴
用語一覧
ランキング
ランダム
最近更新された用語
削除されたページ
オキシトシン
幸福ホルモン
短鎖脂肪酸
慢性閉塞性肺疾患
マイクロプラスチック
近視性黄斑部新生血管
近視
聴覚過敏
感覚過敏
UPF1
高尿酸血症
もっと見る…
新しい用語解説ページの作成や既にあるページの編集を行うことができます。
ページの書き方については以下のページを御覧ください。
基本的なページの書き方
さらに詳細な編集機能について
[[リンク]]
((注釈))
^{上付き}
_{下付き}
6
8
10
12
14
16
18
20
文字サイズ
画像挿入
リダイレクト
インクルード
*血液脳関門(blood-brain barrier : BBB) [#wb5ebf97] 全身を流れる[[血液]]中の物質が[[脳]]内へ入るのを制限する[[脳]]の[[毛細血管]]。[[内皮細胞]]や[[周皮細胞]]、[[アストロサイト]]、それらを取り囲む[[Ⅳ型コラーゲン]]などの[[細胞外基質]]などから構成される。((血栓溶解療法後の脳出血防止を目指した新しい治療法の開発 | 脳研コラム | 新潟大学脳研究所: http://www.bri.niigata-u.ac.jp/column/000124.html)) [[血管内皮細胞]]が隙間なく密着して結合し、[[毛細血管]]の[[神経細胞]]側に[[グリア細胞]]が取り巻いて特定の物質のみを通過させる構造を持つ。((中枢性摂食調節機構について 空腹・満腹のメカニズム 太田一樹(管理栄養学科・教授): https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20170530175924.pdf?id=ART0009880616)) この働きによって、必要な物質のみを[[血液]]から取り込み、それ以外の有害な物質が[[脳]]に取り込まれないようになっている。[[医薬品]]が効果を発揮するためには、血液脳関門で薬剤の成分が防がれないように設計する必要がある。 [[脳]]のエネルギー源となる[[アミノ酸]]や[[グルコース]]などは通過できるが、[[ペプチド]]や[[タンパク質]]など多くの物質は防がれる。((国立大学法人 筑波大学 ナルコレプシーの病因治療効果を確認 目覚めを制御する低分子医薬の新たな効果: https://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/170516yanagisawa-1.pdf)) >血液脳関門は、[[脳]]に特異的な[[血管内皮細胞]]([[脳]][[血管内皮細胞]])が、[[周皮細胞]]・[[ニューロン]]・[[アストロサイト]]に囲まれた構造をしており、[[脳]][[血管内皮細胞]]同士が密着結合することで、[[分子]]が[[中枢神経系]]に拡散するのを制限するバリア機能を果たしています。また、[[脳]][[血管内皮細胞]]は、[[糖]]や[[アミノ酸]]などの栄養分を[[細胞膜]]へ透過させるための[[輸送体]]に富んでおり、栄養分が効率的に[[血液]]から[[脳]]に取り込めるようになっています。また、物質を排出するための[[輸送体]]も多く存在し、それにより[[毒素]]や[[病原体]]が[[脳]]に入るのを阻止し、[[脳]]を守る役割も果たしています。((iPS細胞から血液脳関門モデルの作製に成功 — 京都大学: http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2016/170224_2.html))
タイムスタンプを変更しない
存在するページ名にリンク
*血液脳関門(blood-brain barrier : BBB) [#wb5ebf97] 全身を流れる[[血液]]中の物質が[[脳]]内へ入るのを制限する[[脳]]の[[毛細血管]]。[[内皮細胞]]や[[周皮細胞]]、[[アストロサイト]]、それらを取り囲む[[Ⅳ型コラーゲン]]などの[[細胞外基質]]などから構成される。((血栓溶解療法後の脳出血防止を目指した新しい治療法の開発 | 脳研コラム | 新潟大学脳研究所: http://www.bri.niigata-u.ac.jp/column/000124.html)) [[血管内皮細胞]]が隙間なく密着して結合し、[[毛細血管]]の[[神経細胞]]側に[[グリア細胞]]が取り巻いて特定の物質のみを通過させる構造を持つ。((中枢性摂食調節機構について 空腹・満腹のメカニズム 太田一樹(管理栄養学科・教授): https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20170530175924.pdf?id=ART0009880616)) この働きによって、必要な物質のみを[[血液]]から取り込み、それ以外の有害な物質が[[脳]]に取り込まれないようになっている。[[医薬品]]が効果を発揮するためには、血液脳関門で薬剤の成分が防がれないように設計する必要がある。 [[脳]]のエネルギー源となる[[アミノ酸]]や[[グルコース]]などは通過できるが、[[ペプチド]]や[[タンパク質]]など多くの物質は防がれる。((国立大学法人 筑波大学 ナルコレプシーの病因治療効果を確認 目覚めを制御する低分子医薬の新たな効果: https://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/170516yanagisawa-1.pdf)) >血液脳関門は、[[脳]]に特異的な[[血管内皮細胞]]([[脳]][[血管内皮細胞]])が、[[周皮細胞]]・[[ニューロン]]・[[アストロサイト]]に囲まれた構造をしており、[[脳]][[血管内皮細胞]]同士が密着結合することで、[[分子]]が[[中枢神経系]]に拡散するのを制限するバリア機能を果たしています。また、[[脳]][[血管内皮細胞]]は、[[糖]]や[[アミノ酸]]などの栄養分を[[細胞膜]]へ透過させるための[[輸送体]]に富んでおり、栄養分が効率的に[[血液]]から[[脳]]に取り込めるようになっています。また、物質を排出するための[[輸送体]]も多く存在し、それにより[[毒素]]や[[病原体]]が[[脳]]に入るのを阻止し、[[脳]]を守る役割も果たしています。((iPS細胞から血液脳関門モデルの作製に成功 — 京都大学: http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2016/170224_2.html))
この用語を編集
/
画像添付