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*酸(acid) [#u7e3e8fb] 狭義では水に溶けて[[酸性]]を示す物質の総称。[[塩基]]と反応して[[塩]]を作る。 -[[アレニウスの定義]]では、水に溶けてH^{+}(H_{3}O^{+})を生じる物質が酸と定義される。 -[[ブレンステッド・ローリーの定義]]では、H^{+}を与えるもの([[プロトン]]供与体)が酸と定義される。 -[[ルイスの定義]]では電子対受容体が酸と定義される。((放送大学:濱田研究室 水と酸・塩基: http://www.campus.ouj.ac.jp/~hamada/TextLib/kk/chap4/Text/Cs900404.html)) 例えば、[[酢酸]]は水に溶けると以下のように電離して[[プロトン]](H^{+})を生じるとされる。 CH_{3}COOH → CH_{3}COO^{-} + H^{+} 実際にはH^{+}という[[イオン]]は存在しえないので、厳密には水と反応して[[ヒドロニウム]]を生じる。((http://www.bioa.eng.osaka-cu.ac.jp/sandbox/groups/ii/wiki/welcome/attachments/7636d/buturikagaku2%2810%29%E3%83%A1%E3%83%A2%E4%BB%98%E3%81%8D.pdf?sessionID=bacd51855f8c05388f3c94185c154005f63e0440)) CH_{3}COOH + H_{2}O → CH_{3}COO^{-} + H_{3}O^{+} >通常、酸とは[[水素イオン]]を出すものであるとされています。しかし、実際には[[水素イオン]]などというものは発生しません。[[水素]]は原子番号1の原子であり、[[水素イオン]]というものは電子を持たないただの原子核だからです。((図解入門 よくわかる有機化学の基本と仕組み: 電子の動きで考える 有機反応・超入門 木原伸浩)) したがって、水が存在しなければH_{3}O^{+}が発生しないため、酸の性質は現れない。 水溶液の温度が上がると酸性度は強くなる([[酸解離定数]]を参照)。 **酸の種類((名城大学 農学部 有機物性化学研究室: http://saitolab.meijo-u.ac.jp/lecture/2015_2/slide4.pdf)) [#xb4639f9] [[電離度]]が大きく、より多くの物質が電離して[[プロトン]]を放出する物質を強酸と呼ぶ。一方、[[電離度]]が小さく、一部しか電離しないものを弱酸と呼ぶ。 >[[塩酸]](HCl)[[硝酸]](HNO_{3})などの強酸は水溶液中の希薄溶液ならほぼ100%電離している。しかし、[[酢酸]](CH_{3}COOH)・[[炭酸]](H_{2}CO_{3})・[[ホウ酸]](H_{3}BO_{4})などの弱酸は希薄溶液中でも電離しているものは極一部である。((日本大学工学部 電気化学研究室 講義のページ: http://ch.ce.nihon-u.ac.jp/kobayasi/lecture/chem2/6_3.htm)) ||~酸の名称|~化学式|~価数(電離するH^{+}の数)| |~強酸|[[塩酸]]|HCl|1| |~|[[硝酸]]|HNO_{3}|1| |~|[[硫酸]]|H_{2}SO_{4}|2| |~弱酸|[[蟻酸]]([[ギ酸]])|HCOOH|1| |~|[[酢酸]]|CH_{3}COOH|1| |~|[[プロピオン酸]]|C_{2}H_{5}COOH|1| |~|[[モノクロロ酢酸]]|CH_{2}ClCOOH|1| |~|[[ジクロロ酢酸]]|CHCl_{2}COOH|1| |~|[[トリクロロ酢酸]]|CCl_{3}COOH|1| |~|[[トリフルオロ酢酸]]|CF_{3}COOH|1| |~|[[サリチル酸]]|C_{6}H_{4}(OH)COOH|1| |~|[[蓚酸]]([[シュウ酸]])|(COOH)_{2}|2| |~|[[炭酸]]|H_{2}CO_{3}|2| |~|[[硫化水素]](水溶液)|H_{2}S|2| |~|[[ホウ酸]]|H_{3}BO_{4}|3| |~|[[リン酸]]|H_{3}PO_{3}|3|
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*酸(acid) [#u7e3e8fb] 狭義では水に溶けて[[酸性]]を示す物質の総称。[[塩基]]と反応して[[塩]]を作る。 -[[アレニウスの定義]]では、水に溶けてH^{+}(H_{3}O^{+})を生じる物質が酸と定義される。 -[[ブレンステッド・ローリーの定義]]では、H^{+}を与えるもの([[プロトン]]供与体)が酸と定義される。 -[[ルイスの定義]]では電子対受容体が酸と定義される。((放送大学:濱田研究室 水と酸・塩基: http://www.campus.ouj.ac.jp/~hamada/TextLib/kk/chap4/Text/Cs900404.html)) 例えば、[[酢酸]]は水に溶けると以下のように電離して[[プロトン]](H^{+})を生じるとされる。 CH_{3}COOH → CH_{3}COO^{-} + H^{+} 実際にはH^{+}という[[イオン]]は存在しえないので、厳密には水と反応して[[ヒドロニウム]]を生じる。((http://www.bioa.eng.osaka-cu.ac.jp/sandbox/groups/ii/wiki/welcome/attachments/7636d/buturikagaku2%2810%29%E3%83%A1%E3%83%A2%E4%BB%98%E3%81%8D.pdf?sessionID=bacd51855f8c05388f3c94185c154005f63e0440)) CH_{3}COOH + H_{2}O → CH_{3}COO^{-} + H_{3}O^{+} >通常、酸とは[[水素イオン]]を出すものであるとされています。しかし、実際には[[水素イオン]]などというものは発生しません。[[水素]]は原子番号1の原子であり、[[水素イオン]]というものは電子を持たないただの原子核だからです。((図解入門 よくわかる有機化学の基本と仕組み: 電子の動きで考える 有機反応・超入門 木原伸浩)) したがって、水が存在しなければH_{3}O^{+}が発生しないため、酸の性質は現れない。 水溶液の温度が上がると酸性度は強くなる([[酸解離定数]]を参照)。 **酸の種類((名城大学 農学部 有機物性化学研究室: http://saitolab.meijo-u.ac.jp/lecture/2015_2/slide4.pdf)) [#xb4639f9] [[電離度]]が大きく、より多くの物質が電離して[[プロトン]]を放出する物質を強酸と呼ぶ。一方、[[電離度]]が小さく、一部しか電離しないものを弱酸と呼ぶ。 >[[塩酸]](HCl)[[硝酸]](HNO_{3})などの強酸は水溶液中の希薄溶液ならほぼ100%電離している。しかし、[[酢酸]](CH_{3}COOH)・[[炭酸]](H_{2}CO_{3})・[[ホウ酸]](H_{3}BO_{4})などの弱酸は希薄溶液中でも電離しているものは極一部である。((日本大学工学部 電気化学研究室 講義のページ: http://ch.ce.nihon-u.ac.jp/kobayasi/lecture/chem2/6_3.htm)) ||~酸の名称|~化学式|~価数(電離するH^{+}の数)| |~強酸|[[塩酸]]|HCl|1| |~|[[硝酸]]|HNO_{3}|1| |~|[[硫酸]]|H_{2}SO_{4}|2| |~弱酸|[[蟻酸]]([[ギ酸]])|HCOOH|1| |~|[[酢酸]]|CH_{3}COOH|1| |~|[[プロピオン酸]]|C_{2}H_{5}COOH|1| |~|[[モノクロロ酢酸]]|CH_{2}ClCOOH|1| |~|[[ジクロロ酢酸]]|CHCl_{2}COOH|1| |~|[[トリクロロ酢酸]]|CCl_{3}COOH|1| |~|[[トリフルオロ酢酸]]|CF_{3}COOH|1| |~|[[サリチル酸]]|C_{6}H_{4}(OH)COOH|1| |~|[[蓚酸]]([[シュウ酸]])|(COOH)_{2}|2| |~|[[炭酸]]|H_{2}CO_{3}|2| |~|[[硫化水素]](水溶液)|H_{2}S|2| |~|[[ホウ酸]]|H_{3}BO_{4}|3| |~|[[リン酸]]|H_{3}PO_{3}|3|
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