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*iPS細胞(induced pluripotent stem cell) [#c12dba30] 2006年に京都大学の山中伸弥によって生み出された人工的な[[多能性幹細胞]]。[[人工多能性幹細胞]]や[[誘導多能性幹細胞]]とも呼ばれる。((iPS細胞 | 生物分子科学科 | 東邦大学: http://www.toho-u.ac.jp/sci/biomol/glossary/bio/iPS_cell.html)) 頭文字が小文字なのは、Apple社の製品である「iPod」に肖ったもの。((PHP研究所 竹内薫 丸山篤史 白くて眠れなくなる遺伝子(2016/1/5))) >inducedというのは「人工的に誘導した」という意味ですが、複数の[[遺伝子]]を人工的に導入して作製したことに由来します。((iPS細胞の基本 : iPS細胞とは? | iPS Trend: http://www.jst.go.jp/ips-trend/about/ips/index.html#anchQ1)) [[体細胞]]([[皮膚]]や[[血液]]の[[細胞]]など)に[[初期化因子]]([[体細胞]]を[[リプログラミング]]する物質)を導入することで、その[[体細胞]]の[[分化]]を初期化して作られる。初期化が起こる仕組みは現在のところ解明されていない。 病気の原因解明のための研究や新薬の開発、[[再生医療]]などへの活用が期待される。 >例えば、[[脳]]内にある[[神経細胞]]が変化して起こる病気は、外側からアクセスすることが難しく、また変化が進んでしまった[[細胞]]からは、正常な状態がどうであったかを推測することが難しいとされてきました。 iPS細胞を用いることで、こうした研究が飛躍的に進む可能性があります。また、その[[細胞]]を利用すれば、人体ではできないような薬剤の有効性や[[副作用]]を評価する検査や毒性のテストが可能になり、新しい薬の開発が大いに進むと期待されています。((iPS細胞とは? | よくある質問 | もっと知るiPS細胞 | 京都大学iPS細胞研究所 CiRA(サイラ): http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/faq/faq2.html)) iPS細胞は[[体細胞]]から生成可能であり、患者自身の[[細胞]]から作製することができるため、[[ES細胞]]が持つ[[拒絶反応]]の問題や、[[受精卵]]を使用するという倫理的な問題を回避できる。 マウスの実験では、iPS細胞から作られた[[肝臓]]の移植によって[[肝]]疾患を発症する[[免疫]]不全のマウスの生存を改善することが確認されている。((平成29年12月6日 ヒトiPS細胞からミニ肝臓の大量製造に成功-再生医療への応用を大幅に加速- | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構: https://www.amed.go.jp/news/release_20171206.html))
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*iPS細胞(induced pluripotent stem cell) [#c12dba30] 2006年に京都大学の山中伸弥によって生み出された人工的な[[多能性幹細胞]]。[[人工多能性幹細胞]]や[[誘導多能性幹細胞]]とも呼ばれる。((iPS細胞 | 生物分子科学科 | 東邦大学: http://www.toho-u.ac.jp/sci/biomol/glossary/bio/iPS_cell.html)) 頭文字が小文字なのは、Apple社の製品である「iPod」に肖ったもの。((PHP研究所 竹内薫 丸山篤史 白くて眠れなくなる遺伝子(2016/1/5))) >inducedというのは「人工的に誘導した」という意味ですが、複数の[[遺伝子]]を人工的に導入して作製したことに由来します。((iPS細胞の基本 : iPS細胞とは? | iPS Trend: http://www.jst.go.jp/ips-trend/about/ips/index.html#anchQ1)) [[体細胞]]([[皮膚]]や[[血液]]の[[細胞]]など)に[[初期化因子]]([[体細胞]]を[[リプログラミング]]する物質)を導入することで、その[[体細胞]]の[[分化]]を初期化して作られる。初期化が起こる仕組みは現在のところ解明されていない。 病気の原因解明のための研究や新薬の開発、[[再生医療]]などへの活用が期待される。 >例えば、[[脳]]内にある[[神経細胞]]が変化して起こる病気は、外側からアクセスすることが難しく、また変化が進んでしまった[[細胞]]からは、正常な状態がどうであったかを推測することが難しいとされてきました。 iPS細胞を用いることで、こうした研究が飛躍的に進む可能性があります。また、その[[細胞]]を利用すれば、人体ではできないような薬剤の有効性や[[副作用]]を評価する検査や毒性のテストが可能になり、新しい薬の開発が大いに進むと期待されています。((iPS細胞とは? | よくある質問 | もっと知るiPS細胞 | 京都大学iPS細胞研究所 CiRA(サイラ): http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/faq/faq2.html)) iPS細胞は[[体細胞]]から生成可能であり、患者自身の[[細胞]]から作製することができるため、[[ES細胞]]が持つ[[拒絶反応]]の問題や、[[受精卵]]を使用するという倫理的な問題を回避できる。 マウスの実験では、iPS細胞から作られた[[肝臓]]の移植によって[[肝]]疾患を発症する[[免疫]]不全のマウスの生存を改善することが確認されている。((平成29年12月6日 ヒトiPS細胞からミニ肝臓の大量製造に成功-再生医療への応用を大幅に加速- | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構: https://www.amed.go.jp/news/release_20171206.html))
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