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1リットルあたりに溶けている電解質(イオン)の量を表す単位。
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低ナトリウム血症治療時の合併症。血清のナトリウム濃度が急速に上昇することによって発症し、ヒトにおいては脳内の橋(橋の底部の神経細胞)でよく認められるため橋中心髄鞘崩壊とも呼ばれる。アルコール飲料多飲者における電解質異常や低ナトリウム血症を急速に補正した場合に発症する。24時間以内に血中ナトリウム値が10mEq/L以上上昇することで起こる場合がある。一旦発症すると致命的。ミノサイクリンが治療薬となる可能性が示唆されている。
血清ナトリウム濃度が 135mEq/L 未満となる状態。悪性腫瘍に伴う様々な症状によって起こるが、ADH不適切分泌症候群によるものが全体の三分の一と多い。統合失調症を中心とする精神科患者では、過剰な飲水による慢性の低ナトリワム血症を来すことが多い。症状は倦怠感、食欲低下、意識障害など。
水(溶媒)に溶けるとプラスイオン(陽イオン)とマイナスイオン(陰イオン)に分かれて電気を帯びる物質。分かれたイオンを指すこともある。食塩などのイオン性化合物は、水に溶けてカチオン cation(陽イオン。陰極 cathode に引き寄せられることから)とアニオン anion(陰イオン。陽極 anode に引き寄せられることから)に解離します。-ナトリウムイオン(Na+)-カリウムイオン(K+)-カルシウムイオン(Ca2+)-マグネシウムイオン(Mg2+)-塩化物イオン(Cl-…
血清中のカリウム濃度が異常に高くなる(5mEq/L以上)ことで起こる症状。腎機能の低下によって尿でカリウムが排泄されないことによって起こる。不整脈(心房停止)を引き起こす。
帯電した粒子のこと。体内ではミネラルのイオンが細胞の働きに必要である。原子は何もなければ、正の電荷と負の電荷を等しく持つ。しかし、電子を放出したり取り込んだりすることができる。そのことによって、正や負に電気を帯びること(正または負の電荷が余っている状態)を帯電という。また、帯電した粒子をイオンという。正に帯電したイオンを陽イオン、負に帯電したイオンを陰イオンという。 ひとつの原子からなるイオンを単原子イオン、複数種類の元素が共有結合によって結合して電荷を持つものを多原子イオン…
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