健康用語WEB事典

関連する用語

細胞単位でエネルギーを産生するために行われる呼吸。細胞呼吸や組織呼吸とも呼ばれる。細胞がグルコースなどの栄養素からエネルギー源となるアデノシン三リン酸（ATP）を合成する一連の反応。この過程で栄養素は二酸化炭素と水にまで分解される。異化の最終段階にあたる細胞内のエネルギー代謝については、呼吸によって取り込んだ酸素も関わってくるため、「細胞呼吸」（内呼吸）とも呼ばれています。解糖系、ミトコンドリア内で行われるクエン酸回路（TCA回路）、酸化的リン酸化（電子伝達系）がこれに該当す…

無色透明な気体。大気中の気体の約21%が酸素である。化学式はO2生物が呼吸によって取り込む気体。血液中のヘモグロビンによって運搬される。成人では安静状態で1日あたり約430L消費する。細胞がエネルギーを生み出すために必要。タグ:

気体を吸い込むこと。また、外呼吸によって肺に取り込む気体のこと。吸う息。吸気の酸素濃度が16%以下になると酸素欠乏（窒息）の恐れがある。

広義の窒息は、細胞が低酸素および無酸素状態に陥ること。通常、窒息と言うと外窒息を指す。外呼吸の障害による窒息。口腔、気道などの気体の入り口の閉塞や、肺胞における酸素と二酸化炭素の交換の障害のこと。具体的には、前者は餅のような食品が喉に詰まること、後者は肺の外傷や気胸などがある。酸素濃度が低下した気体を吸い込むことによる酸素欠乏も窒息に分類される。吸気の酸素濃度が8%以下になると，静脈の酸素分圧よりも低くなるため，肺内で酸素が毛細血管から肺胞へ逆流し，さらに酸素分圧の低下に伴う…

外呼吸によって放出される気体のこと。吐く息。外気よりも二酸化炭素が多く含まれる。喘息の診療において、気道の炎症を評価するために呼気中の一酸化窒素の量が測定される。

参考文献一覧

ご意見・ご要望をお聞かせください。