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身体に放射線を受けること。
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遺伝子を構成するDNAに生じる損傷。螺旋状の二本のDNAが同じ位置でどちらとも切断された状態となる。DNA二重鎖切断とも。細胞にとって最も脅威となるDNA損傷であり、修復されずに蓄積すると遺伝情報の消失や染色体転座、細胞死の原因となる。DNA二本鎖切断は、正確だがコストのかかる相同組換え経路と不正確だが簡便な末端結合経路の二種類によって修復される。DSBを受けた表皮幹細胞が周辺に位置する幹細胞のクローン化を促すと同時に、連動する形で自律的に表皮から排除される現象が確認されてい…
放射性物質(放射性物質)の原子核から、崩壊によって放出される物質。ある物質が放射線を出す性質のことを放射能と呼ぶ。自然環境から放出される放射線を自然放射線、それ以外を人工放射線と呼ぶ。短期間に100mSv以上の放射線に被爆すると、線量の上昇とともにがんのリスクが高まることが知られている。生物が放射線照射をゆっくり時間をかけて受けた場合、照射されている間にも修復が行われるためDNAの損傷は少ないが、一度に急に照射された場合は修復が起こらず損傷が大きくなる。また、放射線による少量…
放射線をがんに照射して、がん細胞のDNAを破壊する治療法。手術に比べて体への負担が小さく、費用も安い。放射線治療の特徴は副作用が少ない点です。以前は末期のがん患者に使われるといった誤解がありました。これは、末期がんでも使えるほど副作用が少ないことを意味します。... 最近は技術の進歩により、正常な臓器が受ける被曝量を極力減らして、がん病巣に放射線を集中することが可能となってきました。放射線は正常な細胞にも影響を与えるが、正常な細胞はがん細胞ほど強い影響を受けないとされる。これ…
胎児期における身体の形成の異常によって、通常とは異なる身体の形になる現象。先天性の単発奇形は染色体異常や多因子遺伝が主な原因となる。妊娠中に服用した薬剤などの成分や放射線によっても引き起こされる。妊娠4〜7週に薬剤による影響を受けやすく、無脳症や二分脊椎の恐れがある。大脳皮質が形成される妊娠8~20週頃に閾値以上の放射線を被曝すると精神発達遅滞の恐れがある。
体内に取り込まれた食物や空気中に含まれる放射性物質によって、体内から被曝すること。内部被曝とも呼ばれる。
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