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骨形成を参照。
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未分化の間葉系幹細胞が直接骨芽細胞に分化して、それから骨が形成される骨形成(骨化)。主に頭蓋骨などの扁平骨に起こる。膜性骨化とも。骨を太くする骨化であり、軟骨形成を伴わない。頭蓋骨および鎖骨の形成と長管骨の横軸方向への成長に重要であり、このプロセスは骨の外周を包む骨膜に存在する骨膜幹細胞により仲介される。タグ:
皮質骨外側の骨膜に存在する骨格幹細胞。骨芽細胞へ直接分化することで膜内骨化を司る。膜性骨化だけでなく生後の内軟骨性骨化にも重要であり、骨を長くする成長板幹細胞を制御することで生後の骨格成長に重要な役割を果たす。骨膜幹細胞が骨化制御因子(Indian Hedgehog : Ihh)を発現し、これが成長板幹細胞の増殖を促すことで骨を長く伸ばす。骨膜幹細胞の数が減少すると、骨が太く成長できないだけでなく骨の伸長も障害されることが確認されている。骨膜幹細胞の機能障害が早期の骨端線閉鎖…
骨芽細胞による骨の形成のこと。骨化や骨添加とも。以下の二種類の様式があり、骨膜幹細胞や成長板幹細胞が重要な役割を果たすことが報告されている。-膜内骨化(膜性骨化)-軟骨内骨化(内軟骨性骨化)タグ:
軟骨を経て骨に置き変わる骨形成(骨化)。頭蓋骨以外のほとんどの骨で起こる。内軟骨性骨化とも。骨を長く伸ばす骨化であり、四肢を構成する長管骨の縦軸方向への成長は骨内部の成長板軟骨に存在する成長板幹細胞が増殖・分化を繰り返すことにより駆動され、生物個体のサイズを決定付ける。間葉系幹細胞が一旦軟骨細胞に分化して軟骨原器を形成する。軟骨細胞は成熟し、肥大軟骨細胞に分化するとVEGF等の成長因子を分泌し、軟骨組織は徐々に骨組織へと置換される。タグ:
放線菌(ストレプトミセス・ヒグロスコピクス)が産生するマクロライド系の抗生物質。mTORを阻害するポリケチド。シロリムスとも呼ばれる。リンパ脈管筋腫症の治療薬。商品名はラパリムス。進行性骨化性線維異形成症で起こる骨化の抑制に有効とされる。免疫抑制作用を持ち、移植した臓器に対する拒絶反応を防ぐためなどに使用される。進行性骨化性線維異形成症の進行を抑える作用も持つ。
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