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ヘモグロビンを構成するグロビンのひとつ。α様グロビンとも呼ばれる。
π、αD、αAの3つのサブタイプを持つ。*1
関連する用語
赤血球に含まれる鉄を含んだタンパク質。血液100ml(1dL)あたりに12〜18g存在し、血液の成分では水の次に多い。血色素とも呼ばれる。酸素が多く存在する肺や動脈では、酸素と結びついて酸化ヘモグロビンとなり鮮やかな赤色になる。逆に酸素の少ない末梢組織では酸素を放出して還元ヘモグロビンとなり黒ずんだ色となる。酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンは磁気的な性質が異なる。酸化ヘモグロビンは反磁性体であり、還元ヘモグロビンは常磁性体であるため、これはfMRI(BOLD)に利用される。…
2つずつのα-グロビンとδ-グロビンからなるヘモグロビン。健常な成人の赤血球中にあるヘモグロビンの約2%を占める。
2つずつのα-グロビンとβ-グロビンから構成されるヘモグロビン。成人が持つヘモグロビンの90%を占め、通常、ヘモグロビンと言うとヘモグロビンAを指す。
胎児期では主要なヘモグロビン。α-グロビンとγ-グロビンから構成される。出生時には全ヘモグロビンの55~95%を占めるが、その後は急速に減少し、成人では通常1%以下となる。
ヘモグロビンを構成するタンパク質。赤血球が寿命を迎えるとマクロファージに貪食され、内部のヘモグロビンがグロビンとヘムに分けられる。このグロビンはアミノ酸に分解されてタンパク質の合成に再利用される。グロビンの種類は成長に従って変化することが確認されている。グロビンはタンパク質であり、その種類は、胚性期はα-グロビン鎖とε-グロビン鎖、胎児期はα-グロビン鎖とγ-グロビン鎖、成人期ではα-グロビン鎖とβ-グロビン鎖と、発達の過程で変化する。グロビン鎖の種類が変わることをグロビンス…
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