健康用語WEB事典

α-MSH(α-melanotropin)

メラノコルチンメラノトロピン)の一つ。α-メラノサイト刺激ホルモンとも。

プロオピオメラノコルチンが二種類のプロホルモン転換酵素PC1PC2)による切断を受けて生成される。*1

強力な食欲抑制作用をもつ神経伝達物質脳下垂体前葉に作用して、プロラクチン分泌プロラクチン産生細胞の分裂を促進する。*2*3

メラニンの合成において、その種類(ユーメラニンまたはフェオメラニン)の決定に関わる。

α-MSHの構造

動物の種類に関わらず、以下の共通した構造を有する。*4

タグ: ホルモン

*1岡山大学 生体情報システム研究室 鳥類のメラノコルチン調節系の生理機能解析: http://www.biol.okayama-u.ac.jp/cccrg/cellsignaling/research1.html
*2岡山大学 理学部生物学科 研究成果(内分泌研究室)ラットやマウスにおけるメラノコルチンシステムの解析: http://www.biol.okayama-u.ac.jp/cccrg/endocrine/result.html
*3東京医科歯科大学教養部研究紀要 視床下部室傍核の4型メラノコルチン受容体発現ニューロンによる食欲調節: https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180307082331.pdf?id=ART0009865166
*4Kyoto University Research Information Repository: ヒトの脳下垂体のメラニン細胞刺激ホルモン(MSH)ならびに関連ペプチドの合成研究: https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/213419

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このページの最終更新日時: 2020-11-02 (月) 18:13:16