健康用語WEB事典

β-アレスチン(β-arrestin)

全身の様々な臓器細胞内に発現し、リガンドの結合で活性化されたGタンパク質共役型受容体GPCR)に結合してその脱感作を促すタンパク質*1

リン酸化GPCRに結合する細胞質の多機能タンパク質三量体Gタンパク質と競合することでGタンパク質シグナルに拮抗する役割があるほか、GPCRエンドサイトーシスやシグナル因子の場としても機能する。*2

それ以外の細胞タンパク質とも相互作用し、ある種の疾患の発症に関わることが報告されている。

以下の2種類のサブタイプが存在する。

タグ: 受容体 リガンド タンパク質 Gタンパク質

*1β-アレスチンの生理的機能 渡健治 黒瀬等: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/141/1/141_53/_pdf
*2シグナル伝達の「偏り」を生み出すリン酸化機構の解明... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/02/press20220210-03-signal.html

ご意見・ご要望をお聞かせください。


β-アレスチンに関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2022-02-11 (金) 16:32:48