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血清の蛋白分画のひとつ。以下の成分が含まれる。*1
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血清の蛋白分画におけるβ-グロブリンのひとつ。ネクローシスなどによって死んだ細胞から放出されたヘムに結合して肝臓へ運搬するタンパク質で、遊離ヘムの毒性を防ぐ役割を持つ。ヘムとヘモペキシンの複合体がエンドサイトーシスによりマクロファージなどの細胞に取り込まれ、その後に解離したヘムがBach1を不活性化し、標的遺伝子を誘導することが報告されている。
補体のひとつ。チオエステル結合によって病原体と結合し、それを無毒化する。補体第三成分とも呼ばれる。分子量19万。2本のポリペプチド鎖からなる糖タンパク質。肝臓や単球、マクロファージによって産生され、血液中の補体成分の中では最も高濃度に存在する。チモーゲンの状態で体内を循環している。胎児期から産生が始まる。食細胞はC3の断片に結合するC3受容体を持っており、病原体上に結合したC3の断片に結合して効率よく貪食を行う(オプソニン作用)。C3転換酵素によってC3aとC3bに分けら…
人体に必要なミネラルのひとつ。成人の体内には12〜20mgがあり、骨に全体の25%と最も多く存在する。次いで肝臓、膵臓、腎臓の順で存在する。血清中ではβ-グロブリンと結合して0.5〜2mg/Lが含まれる。食品に含まれるマンガンは胃酸によって二価のイオン(Mn2+)となり、小腸と十二指腸から吸収される。吸収された細胞内で酸化されて三価のイオン(Mn3+)となり、能動輸送によって血液中に入って肝臓に運ばれ、不要な分は胆汁から腸管へ分泌されて便で排泄される。吸収経路が鉄と同じであり…
C4を参照。
補体のひとつ。補体第四成分。3本のポリペプチド鎖からなる分子量19.8万の糖タンパク質。血液中の補体成分の中ではC3の次に多い。肝細胞や単球、マクロファージで1本鎖の前駆体が合成される。
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