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γ-グルタミルカルボキシラーゼ(γ-glutamyl carboxylase : GGCX)

粗面小胞体に存在する膜タンパク質ビタミンK補酵素として、タンパク質グルタミン酸カルボキシル化してγ-カルボキシグルタミン酸とする反応の触媒となる酵素ビタミンK依存性γ-グルタミルカルボキシラーゼとも呼ばれる。*1*2*3

糖代謝代謝に重要。いくつかの血液凝固因子(Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ、プロテインCプロテインSプロテインZ?)やオステオカルシンなどのGla化に必要。

ビタミンK補酵素とするγ-グルタミルカルボキシラーゼ(GGCX)は、オステオカルシン(OC)がカルシウムと結合して形成が行われる過程のGla化に関与する。*4

*1GGCX gamma-glutamyl carboxylase [Homo sapiens (human)] - Gene - NCBI: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/gene/2677
*2ビタミンK依存性カルボキシラーゼ: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsth1990/10/1/10_1_22/_article/-char/ja/
*3ビタミン K 依存性 γ- グルタミルカルボキシラーゼの新たな役割の解明 研究代表者 柴祥子 (ゲノム医学研究センター): http://www.saitama-med.ac.jp/jsms/vol43/01/jsms43_073_075.pdf
*4GGCX遺伝子多型がオステオカルシンのGla化と骨密度に及ぼす影響 第一報 PCR-SSP法によるGGCX遺伝子多型判定試験の検討: http://hrr.ul.hirosaki-u.ac.jp/dspace/bitstream/10634/6801/1/HirosakiIryoFukushi_4%281%29_33.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-03-05 (月) 16:56:58