δ-アミノレブリン酸合成酵素(delta-aminolevulinic acid synthase) †
ヘムの合成における最初の反応である、グリシンとスクシニルCoAからδ-アミノレブリン酸を生成する反応を触媒するシンターゼ。ALAS2とも呼ばれる。
この酵素を発現する遺伝子の異常によって遺伝性の鉄芽球性貧血が引き起こされる。
ヘム合成はミトコンドリアにおいてグリシンとスクシニルCoAが重合し、δ-アミノレブリン酸が合成されるステップから始まるが、ALAS2は赤血球において特異的にこの重合を触媒する酵素であり、本遺伝子の変異によりヘム合成が不全となり、ミトコンドリアでの鉄利用障害が起こるものと考えられている。*1
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このページの最終更新日時: 2018-04-16 (月) 08:47:10