健康用語WEB事典

Ⅰ型コラーゲン(collagen type 1)

最初に発見されたコラーゲン皮膚から発見された。皮膚以外にも骨基質など生体に広く存在することが確認されている。*1

同じ構造を持つ2本のポリペプチド鎖(α鎖)と1本の異なるポリペプチド鎖から成る螺旋構造をとる。

重量がかかる臓器組織ほどⅠ型コラーゲンの量が多くなることが知られている。*2

正常組織では、表皮角化細胞はⅠ型コラーゲン線維に直接接着することはないが、表皮が破損した創傷治癒時には周囲の表皮角化細胞真皮のⅠ型コラーゲン線維上を遊走し、遊走した表皮角化細胞真皮細胞とで、基底膜を再構築する。*3

*1千葉大学大学院医学研究院・医学部 :: 第22回: http://www.m.chiba-u.ac.jp/cooperation/web_lecture/info_1_23.html/
*2鹿児島大学理学部生命化学科生化学研究室 細胞外マトリックス成分の構造と機能: http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/~arima/collagen%20text.pdf
*3東京農工大学学術機関リポジトリ Ⅰ型およびⅣ型コラーゲン再構成会合体上でのヒト表皮角化細胞の接着様式と細胞挙動 藤﨑ひとみ: https://tuat.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=1352&item_no=1&page_id=13&block_id=39

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このページの最終更新日時: 2020-05-30 (土) 06:58:14