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樹状細胞のひとつ。プラズマサイトイド樹状細胞とも。ヒトの末梢血の単核細胞をウイルスで刺激することで大量のⅠ型IFNを誘導する特殊な細胞集団として発見され、当初はIPCと呼ばれた。ヒトにおいてはToll様受容体(TLR7、TLR8、TLR9)をエンドソーム膜に高発現し、これを介してMyD88依存的に大量のⅠ型インターフェロン(特にIFN-α)を産生する特性を持ち、ウイルスの感染に対する防御に関わる。形質細胞様樹状細胞は通常の樹状細胞(古典的樹状細胞)よりもⅠ型インターフェロンの…
人工的に合成されたdsRNAのアナログ。ウイルス由来のdsRNAと同様に、Ⅰ型インターフェロンの発現や樹状細胞の成熟を誘導する作用を持つ。polyによるⅠ型IFNの誘導にはMDA5が、IL-12p40産生にはTLR3が、IL-6の産生にはMDA5とTLR3の両方が必要であることが報告されている。
Ⅰ型IFNのひとつ。インターフェロン-α。商品名はスミフェロン。IL-2と同様にT細胞を増殖・活性化させる作用を有し、進行性腎がんに対する効果が報告されている。
Ⅰ型IFNのひとつ。インターフェロン-β。IFN-βの遺伝子の欠損はがん化の原因となることが報告されている。-IFN-β-1a-IFN-β-1b
Ⅰ型インターフェロンおよびⅡ型インターフェロンと異なる構造を持つインターフェロン。IFN-λとも。近年、抗ウイルス作用を示す新たなサイトカインが発見され、Ⅲ型IFNと命名された。Ⅲ型IFNはⅠ型IFNやⅡ型IFNとは全く異なる構造を持ち、独自の受容体を介してシグナルを伝達することなどが判明している。精細胞によって恒常的に産生されて精液中に分泌されていることが示唆されている。ウイルスの感染時には主に形質細胞様樹状細胞から産生される。
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