健康用語WEB事典

がん遺伝子(oncogene)

細胞周期アポトーシスに関わる遺伝子変異して、がんの原因となる異常な働きをする遺伝子オンコジーンとも呼ばれる。変異する前の遺伝子がん原遺伝子と呼ばれる。

私たちは、いわゆるガン遺伝子(オンコジーン)というものを持っています。名前が誤解を招きやすいような気がしますが、正確には、「組織ガン化するときに異常な働きをする遺伝子」のことをガン遺伝子といいます。*1

例えば、増殖を促進するタンパク質遺伝子に異常が生じて、常に増殖シグナルを送るタンパク質が作られるようになると、細胞の増殖が止まらなくなる。*2

がん抑制遺伝子は、これを抑える働きをする。

*1PHP研究所 竹内薫 丸山篤史 白くて眠れなくなる遺伝子(2016/1/5)
*2技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:05:06