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髄膜を構成する2番目の膜。くも膜と軟膜の間の空間をくも膜下腔と呼び、ここは脳脊髄液で満たされている。
くも膜下腔に血液が混ざる脳出血をくも膜下出血と呼ぶ。
関連する用語
頭蓋骨内部を覆う硬膜の内側にあるくも膜と、脳全体を覆う軟膜との間(くも膜下腔)に出血する脳出血のこと。死亡率が高く、後遺症が残る可能性の高い重篤な症状。主に脳動脈瘤の破裂によって起こる。その他の原因は血管の奇形や腫瘍、外傷など。40歳以降で女性に多く、家系内にくも膜下出血の病歴がある場合に頻度が高い。くも膜下出血が起こると、突然非常に強い頭痛を感じる。その後に嘔吐や気絶が起こることがある。実際にクモ膜下出血になった患者さんの話をうかがうと、「ほんとうになぐられたような頭痛」、…
頭蓋円蓋部(上矢状静脈洞の付近)に存在するくも膜のキノコ状の突起。髄液の吸収を行い、それを上矢状静脈洞へ送る。パキオニ小体とも。
くも膜を参照。
脳のくも膜と軟膜の間の空間のこと。脳脊髄液で満たされている。くも膜と軟膜のすき間は、くも膜下腔と呼ばれていますが、ここには、脳脊髄液という脳を循環している透明な液体と、脳動脈や脳静脈が存在しています。くも膜下出血とは、このくも膜下腔に出血を起こした状態をいいます。
脳室内の脈絡叢上皮細胞から分泌される、無色透明な体液。脳や脊髄の周辺を満たし、それらを保護する役割を持つ。髄液とも呼ばれる。総量は160mLで、1日に約500mLが産生されるため、1日3回程度入れ替わっている。脳脊髄液は脳室に蓄えられる。脳室から出た脳脊髄液はくも膜と脳との間に広がり、最終的に吸収されて血液に戻る。CSFは、神経系の水分量緩衝、栄養素・老廃物・生理活性物質の運搬、脳圧制御、衝撃吸収などの作用を発揮して脳保護に与る。成分からみると、総蛋白濃度 15~45 mg/…
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