健康用語WEB事典

とろろ

ヤマノイモをすりおろした食品。*1

とろろの粘性は分子量約20,000のマンナン多糖)によるものであり、ヤマイモの種類によってその分枝数が異なることが報告されている。不溶性成分の主体はデンプン不溶性タンパク質細胞壁など。*2

すりおろすとシュウ酸カルシウムの針状結晶がヤマノイモ細胞外へ出るため、これによって食べる際に痒みを感じる場合がある。*3

*1北海道医療大学 野菜と果物のお話 ヤマノイモ: http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~maruho/2a-17yamanoimo.html
*2日本食品保蔵科学会誌 ヤマイモ (Dioscorea opposita Thunb.) の「とろろ」と粘質物の粘性特性ならびに各種処理が粘性に及ぼす影響: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jafps1997/26/1/26_1_3/_article/-char/ja/
*3「とろろ」は何でかゆいのか? | 関東学院大学栄養学部: http://eiyou.kanto-gakuin.ac.jp/column/column-1687/

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このページの最終更新日時: 2020-02-08 (土) 16:22:19