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アカルボース(acarbose)

糖尿病の食後の血糖改善を的としたα-グルコシダーゼ阻害薬として用いられる有機化合物。商品名はグルコバイ分子式は C25H43NO18

アカルボースの化学構造

副作用として内ガス等の増加による放増加、腹部膨満、鼓などが報告されている。また、これらはラクツロースとの併用によって増強される。*1*2

成人では通常1回100mgを1日3回、食直前に経口投与する。

他の糖尿病と併用した場合に低血糖があらわれることがあるので、これらの薬剤との併用時には低用量から開始する、又は他の糖尿病の用量を調整するなど慎重に投与すること。*3

また、アカルボースはミュータンス菌によるデンプンからのの生成を抑制することが報告されている。*4

重大な副作用*5

他の糖尿病治療薬と併用すると低血糖が起こる場合がある。

*1医薬品等安全性情報 アカルボースと腸閉塞様症状、低血糖: http://www.umin.ac.jp/fukusayou/adr129b.htm
*2薬物相互作用(13―下剤の薬物相互作用)岡山大学医学部・歯学部附属病院 薬剤部 横張英子 岡崎昌利 千堂年昭: https://www.jstage.jst.go.jp/article/joma/120/2/120_2_223/_pdf
*3医療用医薬品 : アカルボース: http://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00061755
*4口腔レンサ球菌によるデンプンからの酸産生とアミラーゼ阻害剤による影響 相澤志津子: http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009619426-00
*5くすりの事典 2020年版 片山志郎 成美堂出版(2019/6/30): https://amzn.to/3i8J1I1

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このページの最終更新日時: 2020-09-29 (火) 11:48:52