健康用語WEB事典

アクチン(actin)

すべての真核細胞に最も多く存在し、細胞骨格の形成や細胞運動に関わるタンパク質アクチン線維を作り出す。*1*2

筋肉を構成する主要なタンパク質であるが、筋肉以外の細胞にも含まれ、細胞運動細胞内と細胞外の間の物質輸送、細胞分裂神経細胞の突起の伸長、海馬での記憶の保持など様々な機能に関わる。*3

アクチン単量体であるときの分子の形状(G型)と、重合体に組み込まれたときの分子の形状(F型)で異なり、F型アクチンのみがATPアーゼ活性を持ち、ATP加水分解できる。

タグ: アクチン タンパク質 筋肉 ATP

*1京都大学大学院生命科学研究科統合生命科学専攻細胞全能性発現学講座 アクチン(actin): http://www.callus.lif.kyoto-u.ac.jp/note/actin.html
*2天然生理活性物質由来の新規アクチン重合阻害物質の生化学的および薬理学的研究 齋藤真也: http://gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/gazo.cgi?no=111313
*3蛋白質アクチンの高分解能構造とATP加水分解反応メカニズムの解明~地球上の生命の最も重要な化学反応の一つの理解の前進~ - 国立大学法人 岡山大学: https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1018.html

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このページの最終更新日時: 2022-10-22 (土) 20:32:47