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皮膚の常在菌のひとつ。プロピオニバクテリウム属の嫌気性グラム陽性菌。アクネ菌やアクネ桿菌、キューティバクテリウム・アクネスとも。毛穴や皮脂腺に存在し、皮脂をリパーゼによって加水分解してプロピオン酸や脂肪酸を作り出すことで皮膚表面を弱酸性に保ち、付着する病原菌の増殖を抑える。また、紫外線などの酸化ストレスによる皮膚の細胞の損傷を抑える働きのある抗酸化酵素を分泌することが報告されている。健康な肌におけるリボタイプのアクネ菌は宿主の生体防御系を活性化することにより黄色ブドウ球菌への…
マカダミアナッツやアボカドなどに多く含まれる脂肪酸。パルミチン酸を構成する炭素鎖の9位-10位(Δ9)が二重結合になった一価不飽和脂肪酸。9-ヘキサデセン酸やパルミトオレイン酸とも呼ばれる。Δ9-デサチュラーゼによってパルミチン酸のΔ9が不飽和化されてパルミトレイン酸となる。常温で液体(融点 -0.5℃)パルミトレイン酸とカルシウムとの塩が、黄色ブドウ球菌やアクネ菌に対する殺菌作用を持つことが報告されている。その上、人体に有用な表皮ブドウ球菌は殺菌しないとされる。ヒトの皮膚に…
グラム陽性嫌気性桿菌の属。皮膚常在菌の一種。代表的なものはにきびの原因として知られるプロピオニバクテリウム・アクネス(アクネ菌)。-プロピオニバクテリウム・アクネス-プロピオニバクテリウム・アビダム-プロピオニバクテリウム・グラニュローサムこれら三種はキューティバクテリウム属に移行することが提唱されている。
アクネ菌に対する抗菌作用と角質溶解作用を有する酸化剤。商品名はエピデュオ。
ブドウ球菌属やアクネ菌に対するキノロン系外用薬。尋常性痤瘡および表在性皮膚感染症に対する治療効果が高いとされる。商品名はゼビアックス。
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