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化合物の化学構造にアシル基を導入する化学修飾。
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糖鎖(糖タンパク質やオリゴ糖など)の非還元末端に局在する酸性の九炭糖の総称。ノイラミン酸を骨格とするアシル化誘導体。N-アセチルノイラミン酸やN-グリコリルノイラミン酸、デアミノノイラミン酸などがあり、カルボキシル基に起因する負電荷を持つ。ヒトの細胞表面に豊富に存在し、その負の電荷によって好ましくない細胞間相互作用を妨げる働きを補助する。シアル酸を含む糖鎖は細胞の外側に存在し、シアル酸結合タンパク質を介した免疫細胞同士の結合に関わる。シアル酸の重合体であるポリシアル酸は情動や…
リン脂質がsn-1位およびsn-2位に持つ2本の脂肪酸のうちの1本が離脱(脱アシル化)した構造を持つもの(リゾリン脂質)。例えば、ホスファチジン酸のリゾ体はリゾホスファチジン酸。
グロボトリアオシルセラミドのリゾ体(脱アシル化体)。細胞毒を持つ。α-ガラクトシダーゼAの基質であり、その活性を阻害する。血中グロボトリアオシルスフィンゴシン値は血中グロボトリアオシルセラミド値の約1000分の1であるが、ファブリー病患者の血中で増加するため診断の指標となることが期待されている。
酸素原子を介したアシル化。
グレリンの3番目のセリンがアシル化(n-オクタノイル化)されたもの。活性型グレリンとも。ヒスタミン分泌や合成の促進によって胃酸分泌を増加させる。ガストリンとアシルグレリンは相乗的に作用することが知られている。アシルグレリンのアシル化部位はGHSR1aとの結合による成長ホルモンの分泌に必要。
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